自動運転電動車椅子

泰成君は小学生。

好きなアメリカのテレビ番組は、「鬼警部アイアンサイド」

敏腕警部は、犯人に背中を撃たれ、歩けなくなり、車椅子で捜査にあたる。

若い部下が、いつも、車椅子を押している。

本人は楽そうだが、押している部下は大変だなと思った。

その後、日本のアニメで、ベットが、車椅子のようにも変身するスーパーロボットが登場した。

これは、私も欲しい。

ディズニーのキャラクターにも、同様なスーパーロボットがある。

車椅子タイプの、命を守ってくれる、ボディーガードでもある、友人でもある愛馬でもあるロボット。

赤ん坊をあやしてくれて、お母さんに付き添う、ベビーカータイプのロボット。

確か、やはりアメリカのテレビドラマで、電子頭脳付きで、主人公と会話をする自動運転スーパーカーのアクションドラマもあった。

最近、タクシーにも使える、自動運転車両の開発が進んでいる。

通常道路を自動運転で走るのは、やはり、危険だ。

でも、車椅子タイプならばどうだろうか。

私は、大学の講座で、車椅子を使う事がある。

銀座の歩行者天国が会場だ。

2人1組で、車椅子に乗る方と、押す方を演じる。

銀座の1丁目から8丁目までは、1250メートルある。

信号も6つある。

銀座は、渋谷、新宿よりも平坦な街だが、それでも、車道は、傾いており、車椅子をまっすぐ走らせるのには、コツがいる。

思ったより、力が必要で、難儀。

乗っている方も、疲れる。

車椅子で、外を走るのは、意外に難儀である事を体験させるのである。

信号を渡る時に、向こうから人の群れとぶつかるのだが、これが怖い。

対抗の人々は、わざと車椅子を見ていないように振る舞う。

これが、また、無視されているようで、不安で不愉快。

銀座のデパートや、喫茶店のトイレに入るのも、実際は、大変、難儀。

狭いし、そこに行くまでも、人の群れを渡っていく。

日本人は、意外と不親切で、道を開けてくれない。

無視しようとするのだ。

これでは、バリアフリーとは言えない。

この問題を、心のバリアフリーと言う。

ディズニーランドもそうだ。

あの広い場所を、親子で、子供を抱いて、車椅子を押している。

親は、偉大だ。

そこに、自動運転の電動車椅子があったら、どんなに親が助かるか。

そんな事を思い、自動運転車椅子の開発を、企業に提案して来た。

その成果の一部を、今日、記者会見で発表する。

夕方のテレビニュースで、放映されると思う。

湖山Gの特養ホームの施設内での、自動運転の電動車椅子の使用実績を発表する。

開発の第一歩だ。

最終的には、電子頭脳、AIが、施設内の電動車椅子を全て自動運転させ、安全管理する。

3階の居室から、風呂場にも、リハビリルームにも、ロビーにも、自動運転で降りられる。

将来は、エレベーターも、AI自動運転にする。

スタッフは、中央完成ルームで施設内全部の車椅子の状態を管理する。

ドローン戦隊が、車椅子戦隊になったと想像していただきたい。

職員の負担が、少しでも軽くなれば良いと願った。

いつかは、私が利用する。

今日は、将来の愛車を見に行く。

血糖172 夜食は、インスタントラーメン。

湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada