官と民の組織の病理

私が生涯研究を続けているのは、医療福祉の経営哲学。

30代は、民間企業と医療機関の違い。

医療法人と、福祉法人と、株式会社の経営理念と組織文化の違い。

40代は、医療施設と介護施設の職員文化の違い。東京と地方マーケットの違い。

50代は、政府の政策と、地方自治体の実行実施とのギャップ。自治体ローカルルールの問題。

60代は、コンプライアンスを遵守する組織の構築。

医療福祉の公益性と民間経営との相剋も、湖山Gの経営大テーマだ。

お国は、医療福祉サービスを、財政負担から逃れる為に、税金を使う公共サービスから、民間収益事業にシフトして来た。

医療保険、介護保険を財源とした民間サービスに転換を進めて来た。

湖山Gは、そのお国の政策を追い風として、事業を全国に拡大して来た。

公益事業を民が担う企業の中には、明らかにブラック企業が存在する。

そのアンチテーゼとして、私は、湖山Gを厳正に経営して来たつもりだ。

お国の政策は、官から民へ。

それは、既存の民間企業が担えば良いと言うことではないと思う。

官の公共性と、民の経営力。

これは、アンビバレンツ、二律背反に近い。

官立代表の日本郵政はどのように改革するのか。

民間企業代表の、日産やフジテレビは、どうなるのか。

問題は、経営トップの資質と、会社組織風土。

私は、個人の戒めと経営責任の明確化として、創業以来、事業資金の借り入れは、すべて個人保証をして来た。

失敗すれば、個人破産をする。

その立場を、24時間忘れる事はない。

どの事業も、巨大な施設を開設するには、自己資金だけでは足らない。

低利な公的資金を借りる事が出来る。

その、お国への感謝を込めて、個人保証をしているのだ。

湖山Gは、民間だが、公益法人として、官のあり方を志向している。

自治体立や、国立大学を思い浮かべて欲しい。

どのあり方も、問題があるが、湖山Gは新たな第3セクターを目指している。

財団も、社会福祉法人も、個人の財産を寄付して設立して来た。

そうして、誇りを持って、国に仕える。

古いかもしれない。

最近、政治家や役人で、尊敬できる人が少なくなったからかもしれない。

社会に必要な事を、やりたいように、やる。

所詮、代表たる私の我儘と思って頂いて結構だ。

今日もやるぞ。

君達も、Do it !

血糖168 囲碁はネットで勉強できる。眼が疲れるけれど。

湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 日本棋院評議員

銀座湖山日記

Posted by shimada