ゆるブラックか、ゆるホワイトか。

Z世代の若者の離職率が過去より高いと言うのは、思い込みだそうだ。
データからは、若者の早期離職率は、過去から平均して約3割。
医療介護は、3Kの分類に入るらしく、人気は悪いと思われている。
でも、私は、そうは思っていない。
湖山Gは、人の命を守り、街づくりにも関わる。
そして、人材育成の仕事でもある。
職種としては、医療、介護、保育の社会保障3種の神器だと思っている。
20年前から、全国の新卒採用に力を入れている。
近年は、毎年、全国から新卒250名、技能実習生80名くらいを採用している。
高卒にも、力を入れている。
採用してからの、介護福祉師の資格取得者は、毎年100名を超える。
今年は、通信教育での大学卒業生、大学院入学者もいる。
湖山Gの事業計画は、この新人達の教育の為に、医療介護保育施設を増やしているのである。
新しい施設を作るから、職員を募集しているのではない。
職員を養う為に、施設、ベット数を増やしているのである。
地方での介護施設を開設したのは、地域での雇用促進事業として、始めたのだ。
その者達の、給料を毎年上げるためには、上席ポストを増やさなければならない。
その為には、企業として、収入を増やさなければならない。
医療、介護、保育の事業は、単価は、公定価格である。
施設を増やさなければ、収入は増えない。
より良いサービス、より良い商品を開発し、販売価格を上げるのは、銀座の商店では、あたり前だが、私達の社会保障サービスは、全国一律単価、公定価格なのだ。
人の命を救う、人の命を守る、人を幸せにする。
この大変な仕事をする人材をどうやって集めるのか。
湖山Gが選んでいるわけではない。
その志を持っている若者が、湖山を選んでくれているのだ。
だから、私達は、時間も資金も惜しまずに教育するのだ。
大学、大学院進学の育英制度もある。
贅沢な職員寮も、毎年、建設をする。
今年は、大企業向けの福利厚生制度も設けた。
年間1億円は、サービス会社に支払う。
その経費を払う為に、より利益を上げる。
理想と理念の下に、信念のある人材でなければ、人の命は救えない。
私は、今年から、採用数の目標を取り下げた。
無理に、人を採用してはならない。
湖山Gで働きたい職員数に合わせて、施設を運営する。
今年から、耐用年数を超えた古い施設が増える。
全てを建て替える必要はない。
職員が現在14000人いるが、今後も職員が増えたら相応しいだけの職場たる施設を増やす。
職員が減るならば、施設も減らす。
採用数を増やすより、離職者数を減らそう。
職員の質を落としてはならない。
なぜならば、人の命がかかっているのだ。
働き甲斐と、誇りのある職場以外は、湖山Gにあってはならない。
と言っても、新卒には、たくましくない、弱い人もいる。
人を助ける前に、自分を助けなければならない若者もいる。
厳しく鍛えるだけでは、やめてしまう若者もいる。
先輩は、その若者に、慈愛と愛情を持とう。
私も、父の慈愛と愛情で育ったと思うからだ。
古希を迎える今頃、気がついたのだ。
父は許してくれると思う。
その恩は、これから、若い職員に返していきたい。
若くない先輩職員は、もう、これ以上、己に厳しくなくても良い。
親の介護と、自らの老後を犠牲にしてはならない。
その分、先輩から受けた恩を、後輩に返せば良いのだ。
若者よ、来れ、湖山Gへ。
待遇は良いが、自己の成長を期待できない職場をゆるブラックと言うそうだ。
ならば、湖山Gは、ゆるホワイトかもしれない。
湖山G代表 サンダーバード代表(6月に退任交代予定です)
健康の駅副会長 日本棋院評議員
血糖150 熊本ラーメンをこれから茹でます。 湖山 泰成