大人の純愛物語

泰成君は、子供の時から、純愛物語が苦手である。
世の物語は、純愛は、報われない苦難の人生を送る事を示唆している。
不誠実と、意地悪な恋敵の存在ばかりではない。
あまりにも、都合の良すぎる偶然のすれ違い。い
正直に、恋を打ち明け、誤解を解けば良いのに、直ぐにその場で説明しない。
余計な事をして、当たり前の事を言わない。
まどろっこしいたら、ない。
さっさと、相手に説明しろ、と主人公に怒鳴りたくなる。
そのイライラ感が、好きで、主人公を愛おしく思える人もいるのかもしれない。
でも、理屈にこだわる泰成君は、納得できない。
純愛は、悲恋に終わる。
ロミオとジュリエットも、ウエストサイドストーリーも、そうではないか。
サウンドオブミュージックのような、ハッピーエンドのストーリーは少ない。
昨日は、試写会で100%の純愛映画を観た。
最初は、気恥ずかしく、都合の良いすれ違いに、落ち着かなかったが、ツボを得た脚本で、最後は、幸せな気分で泣けた。
不幸な恋であっても、主人公の人生は、無駄では無かった。
子供は、健気に正しく育った。
泰成君は、ご都合主義の純愛物語にも、納得がいった。
年を取ると、あらゆる人生に寛容になる。
あくまでも、物語の中だけの事だけど。
経営問題は、シリアスで過酷だ。
職員は、映画の登場人物のようには、動いてくれない。
それで、映画を観るわけではないのだが。
年末正月の大問題に気がついた。
今年の年末正月は、観たい映画が少ない。
ネットフリックスを勧められたが、未だ映画館への純愛は捨てがたく、迷っている。
正月の映画館の客員動員数が気になるのも、泰成君のお節介なこだわりか。
試写会場は、私にとっては、母の膝のように、居心地の良い空間だ。
と言って、寝ていたわけではない。
ヒロインの可愛さに、夢中になっただけだ。
娘役が1番可愛く、しっかり役立ったので、安心した。
物語の主人公は、いつも、なんであれほど間違いを起こすのか。
そうしないと、物語にならないのだろう。
実人生も、そんな物なのか。
やはり、泰成君は、非現実的なSFが1番似合っている。
現実とは違う異次元を求めて、明日も映画館に向かう。
魂は、時間と空間を飛び、宇宙を彷徨う。
スクリーンは、観る人の心を映す鏡。
この日記も、今朝の自画像である。

血糖131
昨夜は、辛口のジンジャエールでイタリア料理。
歓談しながらの、時間をかけた夕食は、血糖を上げない。
夜食をしなければ。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada