ロビーのゴムボート
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湖山Gの初期の介護施設には、海の近くや、川沿いに作ったものが幾つかある。
東北の中山間地の道路は、川沿いに沿ってつくられている。
デイの送迎、通勤、救急車の搬入等を考え、幹線道路沿いを選ぶと、自然に川沿いとなった。
川の増水により、ロビーにわずかならが、水が入った事がある。
1階には、厨房がある。
わずかな浸水でも、衛生面で使用不可となる。
事務所もある。
床に置いてある、コンピューターのサーバーが駄目になった。
今は、机の上に置くようになった。
地下の備蓄庫にも、浸水し、すべての食材が駄目になった事もある。
今は、各階に備蓄している。
河川際の施設は、大雨警報があれば、深夜の内に、グループの支援を受けて、全員撤退する。
慣れたものだ。
湖山Gは、災害慣れすぎていると、自嘲することがある。
自然環境の良い、大きな土地を使用する施設の宿命である。
でも、患者、利用者、職員の命が掛かっている。
大雨に時は、気象情報え、頻繁に川の増水状況を確認する。
全国の湖山Gが、心配して支援準備を怠らない。
水害の可能性のある施設には、ロビーに自衛隊仕様の大型のゴムボートが膨らませて、置いてある。
1台のゴムボートが、何の役に立つのか。
忘れないためである。
ここは、0メートル地帯である。
海や川に近い事を忘れない為に。
今年は、いきいきプラザのプールで、着服状態での水泳訓練をした。
プールの水抜き清掃をする前日に、年2回する事にした。
水害緊急時を想定してである。
災害訓練の第一は、災害を忘れないことである。
災害は、忘れても、忘れなくても、やってくる。
能登地震310日 血糖129
今日から、永年勤続表彰で山形へ
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
全国の災害も、全国の仲間も忘れない 湖山泰成