懐かしい上野
30年前は、全国の地方中山間地を毎週のように旅していた。
過疎地ではなく、中山間地と言う言葉も、その頃に知った。
東京駅、羽田空港を起点に、北へ、南へ。
東京駅を起点に、新幹線を、乗り換える。
東京から、新潟へ、そして東京に戻り、そのまま福島へ。
上越新幹線から東北新幹線得る事も多かった。
東海道新幹線で、静岡から帰京すると、そのまま新幹線を乗り換えて、山形へ。
帰京の際は、酒を飲んで寝ていても、終点東京駅で起こしてもらえる。
それでも、真っ直ぐ帰宅できず、銀座のネオンを確かに行く夜もあった。
北の新幹線からの帰りは、終点東京までいかず、上野で降りることも多かった。
上野には、美術館、博物館が多数ある。
上野駅から、芸大、不忍の池まで、美術館を訪ね歩く。
芸大にも、美術館があるのだ。
近くには、絵本を集めた、国際子ども図書館もある。
最後は、不忍の池を望む、上の精養軒で食事をして帰る。
随分、昔の事だ。
毎週の帰郷の旅は、聖徒巡礼の旅でもあった。
上野駅は、東北の人にとっては、東京文化の玄関でもあったと思う。
今日は、上野で、東北の町の東京会の集まりがある。
上野の精養軒に行くのは、久しぶりだ。
小雨の降る音が聞こえる。
美術館は、空いているだろうか。
「故郷の訛り懐かし停車場の人ごみの中にそを聞きに行く」 石川啄木
もう、昔の事だ。
能登地震307日 血糖171
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
聖地巡礼で、彷徨う 湖山 泰成