オタクは市民か
私は、10代はSFファン、つまり、オタクであった。
毎年、ファンの大会があるのだが、そこに集まるのは、如何にもオタクの若者ばかりだった。
殆どが、男性で、女性は僅か。
その独特な宇宙人の集まりが、居心地が良かった。
まだ、SFファンが、変人の集まりと思われていた時代だ。
その後、少女漫画ファンの漫画同人誌中心のコミケと呼ばれる大会が出現し、地味なSFファンの大会は、ひっそりとしてしまった。
今でも、続いているはずだが。
その後、全国の地方映画祭を覗くようになった。
行政主導で、街おこしとして開催される。
税金を使って、コンサルタント中心の企画ばかり。
本当に盛り上がった大会は、殆どなかったように思う。
芸術祭は、瀬戸内と新潟が、国際芸術祭として、盛大に盛り上がり、継続している。
名だたる現代美術家の出展がある。
行政も、地元企業も、全力を尽くしている。
地方の自然環境を活かしている
マスコミで、しっかり宣伝している。
などが、共通した成功要因だと思う。
今度は、市民参加型の国際映画祭が企画されている。
市民参加で、国際的なレベルの芸術祭となる。
これは、都合が良すぎるような気がするのだが、如何なものになるのだろう。
ネット上で、画像で世界中の芸術が気軽に見る事ができるようになった。
そんな時代に、ファンが世界中から集まる芸術祭、映画祭は、どうあるべきか。
インターナショナル、グローバルの時代に見合う価値ある大会は、ハードルが高くなるばかりだ。
大会に集まるファンは、オタクで一般市民ではない、と言うのが小生の説である。
勿論、オタクである小生自身の矜持でもある。
社会に馴染めない、孤独なオタクが集まるのが、ファンダムだと思っているのだが。
能登地震296日 血糖132
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
本日一日役員会 湖山泰成