臨床栄養学会
父の書斎には、臨床医学と題された、厚い医学書が並んでいた。
子供心に、父は、この本で勉強したのか、医師になるには大変だなと思った。
これらの本は、置いてあるだけで、読んでいるわけではなさそうだと気がついたのは、大人になってからである。
それでも、手元に置いておきたいのだ。
子供の時には、アインシュタインや湯川秀樹などと言った、天才物理学者に憧れていたので、現場、患者に寄り添う医師であることに、大変だなとしか感じなかった。
携帯電話などのない時、自宅の黒電話に患者から電話がかかり、深夜、車で向かいに来る事が頻繁にあった。
深夜に病院から帰宅し、また、出かけて、朝に戻ってくる。
なるほど、診療医とは、消防士と同じだなと理解した。
子供の頃には、医師には、なりたくないと思った。
学者や研究医になって、実験室にこもって研究に没頭したいと、憧れたりもした。
臨床とは、現場の事である。
そういう意味では、私は、臨床経営者である。
昨日に続いて、今日も臨床栄養学会。
本日は、ランチョンセミナーも主催する。
テーマは、「介護施設における健康長寿 高齢者の貧血改善に向けて」
また、別のテーマで、職員の発表もある。
演題は、「能登地震に学ぶ、災害時栄養ケアの課題」
実際、能登に、栄養士を派遣した。
被災地には、現在も高齢者の被災者が仮設住宅にいる。
救急対応から、長期慢性疾患の治療の問題に移っている。
今後の継続的な治療をどう支えるか。
カートの派遣から、被災地医療の次のステップを考えている。
新たな、医師と栄養士とのチームケアの実践を進める。
臨床経営学会があっても良いなと、思った。
能登地震280日 血糖167
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
コーヒーゼリーの上のアイスクリーム 湖山泰成