障害児事業の実態
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過去の話ではある。
精神病院、老人病院の中に、悪徳と批判されたものがあった。
富士の老人病院は、そのイメージを脱する事を目的として開設した。
当時としては、建物も、リゾートホテルをイメージし、富士山の眺望が絶景な土地を選んだ。
せめて、自分の親を入院させたいと思う病院にしようと、開設時のスタッフと誓った。
それから、30年以上が経つ。
その後、自分が入所したいと思う介護施設を作る事になった。
透析クリニックも、もしかして自分が必要となることも想定して企画し、開業した。
自分が入院入所したい部屋。
自分が食べたい食事。
自分が受けたいリハビリ。
自分が家族や友達を招きたい、病院、施設のロビー。
最近は、孫を入れたい保育園を考える。
医療福祉にも、闇の世界はある。
最後に残ったのが、障害施設の世界ではあるまいか。
教会と同じく、聖なる人達の天国もあるが、ダークサイドに落ちた人もいる。
株式会社の障害の施設も、両極端に分かれるようだ。
25年前に、銀座の宅急便の創業者が、障害者の為の焼き立てパン屋を開業した。
当時、障害者賃金は、月1万円。
それを、5万円は支給したいとの理想だった。
現在も、25店舗まで、フランチャイジーで発展している。
でも、その事業体は、宅急便創業者が、自分の株券45億円を寄付して設立された福祉財団によるものだ。
一方、悪徳な株式会社障害者施設も、現実にあり、摘発された。
障害児事業にも、これから、社会の光が、視線が入って、改善されていくだろう。
老人医療の過去もそうだった。
医療より、福祉の世界にこそ、闇が残されている。
広域災害時の対応も、障害と保育の世界は、これからだ。
サンダーバードのネットワークにも、障害と保育の施設を増やしたい。
課題は、無限に続く。
能登地震227日 血糖224
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事
健常と障害の端境に生きる 湖山泰成