在宅経営者誕生
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若い時は、毎日のように、朝食会や、病院会、経営者の会合を回るのが仕事だった。
週末は、湖山Gの全国の施設に飛んでいった。
新幹線や、飛行機の中が、読書と思考の時間だった。
東京駅や、銀座の雑踏を歩くのが好きだった。
群衆の中の孤独。
そう言う、哲学者の言葉を、思い出した。
アフターコロナの時代あたりから、夜間外出をやめ、自宅蟄居の時間が長くなった。
この週末も、自宅に閉門蟄居中である。
何時何が起きるかわからないので、テレビはつけっぱなし。
メールを開けっぱなし。
週末は、業務報告メールが多いので、その返事で過ごす。
最近、また、大型新規事業企画が多いので、その為に、幹部と長電話を多数する。
職員には、申し訳ないが、長時間電話となる。
私は、面と向かっての論議よりも、顔を見せずに暗闇の中で問答をするのが嫌いではない。
薄暗い、深夜のバーの片隅の会話とは違うのだが。
人見知りではないのだが、時には、オペラ座の怪人となる。
湖畔に行かずとも、自宅ソロキャンプとなる。
世は、在宅勤務が普通になった。
経営者の小生も、在宅勤務が可能な気がしてきた。
出社しても、全国の職員と、ズーム会議、研修会の毎日。
自宅から、ズーム参加も可能なのだが、習慣なのだろう、やはり、本部に行く。
銀座が恋しいのかも、知れない。
昼間であっても。
寝たきりになっても、ある程度の業務はこなせるかも知れないと、変な事に納得した。
明け方は、変な事を考えるものだ。
昼と夜の思考は違う。
明け方の泰成君は、12歳くらいだろうか。
両親の思い出は、永遠に若いままだ。
鏡で見る、自分の肖像が、早く銀髪にならないかと、願っている。
べっこうの眼鏡に相応しくなるのではないかと、思っている。
その日迄、後どれくらいかかるのだろう。
最近、自分の寿命とは1日だと思うようになった。
明日は、また別の人間、別の人生になるのだ。
輪廻転生で、生まれ変わる。
現実逃避の逃げ根性なのか。
別の時代の別の人間に生まれ変わる。
自分の人生に満足して、飽きたのか。
いや、常に新たな、何かを求めている。
若い時は、詩人に憧れていた。
今では、老人のぼやきになってしまった。
おやすみなさい。
能登地震175日
血糖164 朝ラーメン、モーニングステーキにしようかな。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事 湖山 泰成