心を動かす距離
昨夜は、永年勤続に相応しい職員達と歌舞伎を観て、歌舞伎座で会食をした。
ご存知、13代目市川団十郎公演で、團菊祭五月大歌舞伎と銘打ってある。
團菊祭とは、オシャレだと思う。
湖山Gの夏のパーティーも、聖蘭会とでも名付けたい。
さて、とにかく、團十郎の貫禄、迫力のある事、立派。
六本木で名を馳せた、海老蔵時代とは違う。
銀座の團十郎になったなあと、感慨ひとしお。
見栄を切る時の、目力が違う。
花道の隣の席だったので、圧倒感があった。
役者を、身近に感じた。
そう、意識したのも、最近、オンライン会議ばかりなので、不満があるのだ。
人は、身近で、会ってみないと分からないと思う。
オンラインで、不安になる事はあっても、感動する事は難しい。
でも、永年勤続の職員と、劇場で会食するだけでも、20年30年の月日を超えた信頼感を共感できる。
日々のオンライン会議も便利でありがたいのだが、たまには銀座で会食も、本当に良いものだと感謝した。
同席の人も、同感だったと思う。
そう。
劇場は、役者とお客の心を近づける
私にとって、劇場は実家のようなものだ。
子供の時からの、馴染んだ、懐かしい空間なのだ。
両親は、この劇場でお見合いをしたはずだ。
今は、そのような風景はないだろう。
その後のデートは、銀座の映画館ではなかったか。
両親が、婚約中にデートで待ち合わせをしていた、銀座のバーは、今でも残っている。
でも、銀座の映画館は、だんだん減っていく。
ビルの建て替えの際、大型の賃貸ビルに変わってしまうのだ。
銀座の映画館が、また1つ消える。
銀座にあっても、丸の内と付けられた古い映画館が、来年には、閉館となる。
仕方がないのだが、銀座の最後の映画館は、どこになるのだろうか。
歌舞伎座の公演の休憩時間に、シャンペンのグラス売りがあったので、驚いた。
いよいよ、歌舞伎座も、クラシックのコンサートホールのようになって来た。
劇場のドレスコードも、変わっていくのだろうか。
歌舞伎座に、ラフな格好で来るお客が、増えて来た。
フォーマルなオシャレをするチャンスなのに。
失礼と言うより、勿体無いなあと思う。
私の座席の後ろの座席には、テレビで良く見る人がいた。
歌舞伎座では、有名人や、銀座の知人に出会う。
当たり前と言えば、当たり前なのだけども。
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血糖126 昨夜は歌舞伎座の今月の松花堂弁当
湖山G代表 サンダーバード代表 湖山 泰成