災害支援の国境
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台湾で、3日に、マグネチュード7.2の地震が起きた。
すぐに、街中のビルの崩壊の写真が、スマートフォンに転送されて来た。
台湾で、地震があるのかと戸惑ったが、調べれば、台湾も火山国で、数年前にも、大地震があった。
富士山よりも、高い山があるのだから当然だろう。
日本人の観光客も多い。
毎年、数度、台湾に観光旅行に行く友人の事も思い出した。
日本に毎年来る、老人ホーム協会の方々は大丈夫だろうか。
さて、日本の私たちに出来ることがあるだろうか。
最近、近海の軍事情勢が、心配されている。
船の渡航も制限されているだろう。
日本が被災国の場合でも、台湾は1番に支援をする声明発表をする。
海の向こうでも、ありがたい、信用できる隣国である。
国家間の、正式な救援支援でも、実際には、受け入れは時間がかかっている。
能登地震の際も、即時の台湾からの支援は、保留された。
不思議に思うが、支援といえども、外国からの入国には、審査がいる。
同盟国の軍隊や、政府支援船でも同様なのだろう。
東日本大震災の時も、台湾からの船一艘分の支援品を、港で上陸させる事ができなかった。
受け取り手が、決まっていなかったからだ。
頼まれて、私個人が、受け取り責任者となり、江東区の介護施設で、全て受け取った。
デイサービスを休業し、物資の中継所とし、職員がワゴン車で支援物資を東北に運搬した。
施設も、大赤字で苦労した。
検疫の問題で、フランスから送られた災害救助犬も、日本に入国できなかった。
災害に乗じて、如何わしい人間が、入国する心配もあろう。
国防として当然だと思う。
その上で、もっと迅速な、国際協力体制は、組めないのだろうか。
こればかりは、民間で勝手には行動できない。
支援物資の送り先もわからない。
現地の日本人団体に資金を送るのが、懸命なのだろう。
老人ホーム協会の方々は、どうしているだろうか。
血糖160
その日の為の、ヘルスケアデザインネットワーク
湖山G代表 湖山 泰成