施設の緯度経度
大地震の時、自衛隊や消防庁、医療界は、即時に独自の組織で動く。
医師、看護師には、その民間組織もある。
大病院グループも独自で動く。
救急車も派遣した民間病院もあった。
でも、被災地に取り残されるのは、すべて、高齢者と障害者。
地域の病院、介護施設にいた人が、何故か、地域の避難所に残されてしまう。
そこに、遠方からボランティアの支援者を送るのは、やむ負えないが、設備の最悪な避難所に長期いるのは、どう考えても、合理的ではない。
能登地震においても、受け入れ施設がない為に、ボランティアが制限された。
地域にもよるが、地震の初期支援は、避難指導と、安全地帯の病院施設での、受け入れだと思う。
新潟県中越地震の後の、避難所を視察した時に、緊急避難とは別に、避難所での長期生活支援が必要である事を学んだ。
次の東日本大震災では、緊急避難の場合でも、初期から、遠方の安全地帯の病院・施設へ転送が必要である事を学んだ。
その学びが、十分に、今回の能登半島地震での救援活動に生かされているだろうか。
選挙で短期に変わる政治家は頼りにならない。
長長期的に、行政組織の中に経験を蓄積して、組織もリーダーも育成されなければ、同じことの繰り返しだ。
行政には、民間ボランティアをうまく使うリーダーもいて欲しい。
昨日から、湖山Gの新潟から、能登支援に2名のスタッフが向かった。
これからも、1週間交代で、2名ずつ支援に向かう。
避難所の高齢者の慢性疾患に対応すべく、看護師、理学療法士、栄養士から人選を行っている。
相談員も、次の人選候補に入れている。
湖山Gの医療施設からのオンライン診療体制も準備中だ。
避難所にコロナクラスターが発生すれば、対コロナ戦略特別車両カートも出動させる。
支援スタッフには、避難所の緯度経度も確認させる。
いざ、ヘリコプターしかない時は、地図は役に立たない。
私は、東日本大震災の3日目に湖山Gの気仙沼の老健に、3台のヘリコプターで救援物資を搭載して向かった。
その時は、森林に囲まれた施設の位置がわからず、iPadのグーグルマップで施設を探し、その施設の駐車場に舞い降りた。
その時に気がついた。
Googleマップでは、緯度経度も表示されている。
施設の緯度経度がわかっていれば、暗闇でも施設の場所がわかる。
ヘリコプターで、林の中の施設も探せる。
湖山Gの施設の緯度経度は、すべて確認してあるのだが、今回、すべての施設ホームページにも、緯度経度を掲載するように指示した。
林に囲まれた、山の中腹の施設も探すのに難儀したが、都会地も、すべてが倒壊したら、道も何もかも判別が付かなくなるだろう。
天上からのヘリコプターも、目視では、目的施設は見つかるまい。
災害時に救援隊に見つけて貰う為には、ホームページに緯度経度を掲載し、震災後は、赤いアドバルーンを上げるしかない。
施設に発煙筒を配備するか、真剣に悩んでいる。
パルスオキシメーター 97・97・97
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湖山G代表 湖山 泰成