能登地震がアメリカだったら

今度の能登地震に対して、政治も行政も、動きが鈍い。
過去もそうだったのかもしれないが、今回は、冬の北陸の半島の先端での大地震。
被災地、避難所の環境が悪すぎる。
民間や、町村の自治体が動ける地形ではない。
道路が損壊している。
大型車が通らないのだから、物資も、人員も運べない。
だから、支援に来たり、物資を送ってくるのは、行政の手が余るので、遠慮して欲しいと、幾度も、報道されている。
自衛隊の逐次投入も理解できないが、県知事は、九州の災害の際、一度に大量の自衛隊が投入され、現地で混乱したからだと言う。
官邸も、予算を発表したが、予算の話ではなかろう。
戦時と同じだ。
軍隊の即時対応、行動指示が首相の仕事だ。
権力と権限を持つものの責任だ。
どうも、日本は、平和ボケをしているのでないか。
もしも、これが、アメリカだったらどうか。
即時軍隊が動いて、孤立した避難所からは、避難民がヘリコプターで安全地帯へ救済される。
軍隊が壊れた道路の補修工事を始める。
軍隊は、すべての事ができる。
川を渡る橋も作れる。
補給物資を運搬する為の道路工事もする。
それが、工兵隊だ。
食事チームも、医療チームもある。
何千人という兵隊が、移動して戦えるように、生きて行く事のすべてのサービスが出来る。
炊飯チームは、兵隊何千人もの食事を作る。
スーパーに弁当を買いに行くわけではない。
シャワーを浴びる車両もある。
洗濯車両もあるかもしれない。
大体は、動く村なのだ。
アメリカは、病院船も多数所持している。
自衛隊には、自衛隊病院がある。
その病院は、戦時に備えて、病床の半分は開けてある。
アメリカならば、被災地に、泥棒が入らないように、即時、州兵が現地を閉鎖する。
警察が、住宅地をパトロールをする。
ハリケーンや水害から、被災地を救うための国家組織がしっかりしている。
官邸には、専門家がいるはずだが、その人の声が聞こえない。
コロナ対策の時と同じだ。
戦時になっても、平時の時のリーダー、組織そのままで、乗り切れると思っている。
幕末期の徳川幕府と同じだ。
黒船に対抗できない。
アメリカと言わず、普通の国ならば、余人は、勝手に被災地に入れないように封鎖されるのだ。
これは、どこの国でも同じだ。
自衛隊の導入が遅れたのには、何か特別な事情があるのだろうか。
次の大震災が予見されるのだが、国民には言えないとか。
外国の原発テロが心配されるとか。
いや、ただの楽観主義者なのだろう。
東日本大震災の時も、同じだった。
期限切れの食べ物、使えない古着のような物資が、現地に山のように届く。
市町村は、それを仕分けして、避難所に配る力も、必要な個別情報もない。
避難所には、地域のお年寄りだけが残り、食べ物も薬のない中、ただただ、行政の救援を待っている。
県は、県外へに避難は、指示しない。
いつか見た光景だ。
首都圏大震災の時は、可能な限り、東京都外へ歩いてでも避難して欲しい。
多摩地区や、所沢方向へでも、
県外からの救援隊も、そこまでは、来れると思う。
津波の心配がなければ、東京湾岸へ。
全国からの救援船を待とう。
その船で、他県へ運んでもらおう。
自衛隊は、ミサイルよりも、戦闘機よりもヘリコプターを。
陸上自衛隊には、戦車よりも、工兵隊トラックを。
海上自衛隊には、戦艦よりも病院船を。
とにかく、行動する医療チームを。
医師会と病院会と福祉施設の社協の声をもっと上げよう。
もっと、叫んで欲しい。
国民の、命がかかっている。
この寒さでは、体育館やビニールハウスのような、簡易避難所の高齢者、障害者は、命を削る。
日本は失敗に学ばない。
万博会場に、避難団地を作ったらどうだろうか。
世界から称賛されると思う。

パルスオキシメーター 98・97・97
体温36.6 血糖203

戦時の平和主義者 代表 湖山 泰成

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