医療保護入院か措置入院か
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震災地、能登半島に行って来た大学の専門家の報告を直接聞く機会があった。
道路状況も回復しておらず、地域行政の受け入れ体制も足らず、現地に入れなかったそうだ。
また、実際、現地に入れても、何もできず、迷惑になるだけなのだろう。
どうも、県も町も、可能な限り、行政区域内で努力しよとしているらしい。
それでは、東日本大震災の時と同じだ。
行政も、トップの意識は違うと思う。
記者会見では、総理大臣は、2時避難所への誘導を早めると言っていた。
当たり前どころか、これでも、遅い。
順次段階的に、現地から遠ざかるように避難する状況ではないと思う。
電気上下水道が、壊滅している地域で、老人・幼児は、命に関わる。
しかも、凍えそうな冬の雪の中。
当人は、自宅が崩壊していても、当地から離れたくない。
知り合いから離れたくない。
その気持ちはわかるが、その判断を当人に任せて良いものか。
地元中学生についても、本人家族の了承のある子供だけを、他県に移転させると言う。
雪山遭難と同じだと思う。
精神的にも、判断力のある状況だろうか。
医療・福祉の世界には、一般には、違和感を持たれる言葉がある。
措置である。
前近代的な、明治時代の感染症、疫病対策か、精神病の世界を連想させる。
だが、今こそ、行政権、警察権を執行しても、措置入院が必要かもしれない。
また、医療保護入院もある。
不合理な強制入院だろうか。
人命優先の為の国家権力の発動だと思う。
能登半島を、隔離地区にして、地域侵入も、中に留まる事も禁止したらどうだろうか。
道路などの、インフラが再整備完了迄には、幾年もかかる。
現地は、国立公園として、永遠に保護地域にしても良い。
現状復帰は、現実的なのだろうか。
国家権力は、こういう緊急時に発動してほしい。
ミサイル飛来やゴジラ上陸と同じだ。
映画で、勇猛果敢に、指揮をとる首相だったら、どういう命令を出すだろうか。
今回の監督は、国民だ。
パルスオキシメーター 97・97・97
体温36.5 血糖159
国民 代表 湖山 泰成