不揃いなリンゴのハーモニー
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銀座の本部では、お歳暮を沢山頂く。
最近は、クッキーや、和菓子や、甘いお菓子類が多い。
昨日は、丸々一匹の生鮭や、段ボール箱で、リンゴが届いた。
シャケは切り分け、りんごも2個ずつスタッフに分けて持ち帰らせた。
私は、シャケもりんごも遠慮した。
独り身の自宅では、生ごみの処分が、億劫なのだ。
週3日のゴミ捨て日に、人目を忍んで明け方にゴミ箱を運ぶのは、結構億劫になって来た。
実は、ナイフを持って、リンゴの皮を剥くのも、苦手だ。
子供の時は、皮付きでも食べていたように思う。
丸齧りで食べた事もあったろう。
歯医者に通ってインプラントの治療をする今となっては、懐かしい。
でも、農場での殺虫剤の社会問題が顕現して、母は皮も剥いて子供に与えるようになった。
その皮剥きが、母も苦手で、剥かれた皮が厚いのである。
子供心にも、母は不器用だなあと思った事を思い出した。
そして、母の白くて長い指が作り出す、リンゴの皮のベルトが伸びて行くのを、いつも見つめていた。
リンゴが食べたかったのだろうか。
母が繰り出す、リズムが楽しかったのだ。
こんな事が楽しい思い出となって、今でも幸せな記憶となっている。
湖山の職員も不揃い。
不揃いな、りんご達である。
でも、そのハーモニーは美しい。
日本の城壁と同じだ。
地方へ行くと、大抵、その地の城を見て帰る。
あれほど、違った形状の石が、綺麗な城壁となっている。
そして、ヨーロッパの城の擁壁より、強い。
そして、より美しい。
湖山のハーモニーは、美しい。
そして、楽しい。
私は、低音で、バスだが、若い人の声はソプラノ、テノールだ。
昨夜は、銀座事務所の早い忘年会で、事務所内で回転寿司だった。
なんと、事務所に回転台まで持ち込んで、目の前で職人さんが握ってくれる。
なんと、贅沢な事か。
実は、母子支援施設内で、招いた事があり、あまりにも好評なので、母子でも、事務所でも回転寿司大会を行うようになった。
若い新人の弁護士さんも参加し、学生コンパの賑わいがあった。
ジンジャエールと、シャリで満腹の忘年会の翌日の、今朝の血糖は、若干心配だが。
パルスオキシメーター 96・97・97
体温36.3 血糖151
経営の職人 代表 湖山 泰成