厚生労働省の顔
内閣の顔ぶれが変わった。
当然1番の関心ポストは、厚労省大臣。
今迄は、財務省出身の大臣が続いた。
当然、財政改革の立場から、肥大する医療保険、介護保険の抑制政策となる。
今度の大臣は、医系議員と呼ばれる、医師会病院会に親しい立場の方だ。
学者出身で、実直な人柄はよく知られている。
医師会とすれば、話のできる業界の理解者と安堵しているかもしれない。
でも、大臣を引き受けた以上、財政難が第一命題の今、国家の体系の改革の為には、甘い政策とはなるまい。
むしろ、業界寄りとは言われないように、公正な決断をする覚悟で引き受けられたと思う。
だから、医療介護業界には、より厳しいのではないかと推察する。
コロナ対策においても、政治行政は、現状の医師会病院会に厳しい目を向けて来た。
現場の医療制度の中では、中小民間医療機関では、設備構造規模において難しいのは、わかるのだが、そうは言っても、医療の使命感から言って、もっとコロナ対応をすべきだったのだ。
どうすべきだったか、当事者としても悩むばかりだ。
状況は終わったわけではなく、これからもコロナ環境は続く。
政策側の立場と、診療現場の業界の立場では、差があるのは当たり前。
その間の落ちどころを調整する仕事を、大臣はしなければならない。
今回の人事は、業界擁護どころか、厳しい政策へ向かう、政権の覚悟ではないかと思う。
来春の医療介護一体改革は、予想も厳しいが、それ以上に結果は厳しくなると覚悟している。
人件費も諸経費も高騰の中、働き方改革は、人手不足が致命的になるだろう。
介護業界も、上り坂から、下り坂に変わる。
少子高齢化が進んでも、老人の絶対数も、やがては減るからだ。
成長ではなく、安定的な均衡縮小となる。
高齢者医療介護の政策が追い風から、向かい風に変わる。
山を下るには、追い風は危険だ。
転んで、転がり落ちる。
向かい風を、むしろ転ばぬ杖の代わりの体の支えとしたい。
ゆっくりと山を下る。
足元から、目を離さず。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.5
湖山 泰成
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