大学にCFO

企業において、最高財務担当者をCFOと言う。
私は、最高経営担当書CEOである。
企業体において、資金の運用は大事であるが、日本の企業で、資金運用で成功した企業は少ないと思う。
普段は、証券会社の営業に乗って、多少の利回りを稼いでも、経済ショックや不況で、それまでの利益の何倍も損害を受ける。
それどころか、元本も飛んでしまう。
過去の不動産バブル崩壊の時には、巨大な企業資産が飛んだ。
それだけではない、卒業生から、医学部に多大な寄付を集めた有名大学も、外国の証券に投資をして、元本の多くを毀損した事があった。
私も、医療財団の顧問になった時、当時の事務長が良かれと思い、外国証券に基金を預けて元本を大きく毀損した事があった。
私は、これは危ないと注意をしたが、手遅れで、基金は多大な損を出した。
証券会社のアドバイスで、外国の金融証券に投資するなど、愚かの極みだ。
日本の金利が安いから、運用利回りを上げないと、育英資金が足らなくなるなどの言い訳だった。
それほど、大事な基金を、証券営業マンを信用して何十億も投資するなど、あってはならない事だ。
だが、無知な役員が利を追って、大損害を招くのは、日本では良くある事なのだ。
残念だが。
この度、日本の最高学府が、大学役員にCFO職を作り、大学の資金運用をする。
大学の研究予算が足らないからだそうだ。
そんな上手く、確実に利益を得られると思うのなら、証券会社でも作ったらよろしい。
投資で堅実に利益を上げたのは、オーナー自身が自分の財産を自己責任で投資をした場合のみだ。
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、イーロン・マスク、孫正義、等々。
皆、リスクを自らとり、だからこそ、抑制が効いて、引き際をわきまえ、損切りも早い。
サラリーマン担当者は、他人の財産なので、リスクを恐れず、期待値だけで投資をしてしまう。
私は、全て自分が保証して、借り入れをしている。
金融資産の運用はしていない。
全て、病院・介護施設の資産に投資している。
これからは、職員寮に投資をする。
借金をして、施設を作るのは、投資と同じだ。
事業そのものに、全てを投資をする。
製造業ならば、工場そのもに投資をする。
余った資金を外部の証券運用に回すような事はしない。
全て、事業そのもの、介護施設、職員寮に投資する。
それ以上、安全で効率的な投資はない。
少なくとも、私の能力責任の範疇においては。
大学に投資能力があるのなら、大学の新薬開発や、大学ベンチャーそのものに投資をしたらどうか。
入学金や学費で、証券会社を儲けさす必要はないと思うのだが。
私は、株式投資をしたことはない。

パルスオキシメーター 98・98・97
体温36.5 血糖274 夜明けの運動はこれからです

オーナ経営 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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