在宅事務所

今の自宅は、実家で、家族で新築引越しをして、40年になる。
母が設計した、母の城。
母は、この家が好きで、殆どこの家から外に出ることはなかった。
東南の角地で、近くに母方の祖母も住んでいたし、その後は父方の祖母も一緒に住んでいた。
私は、40年の間、六本木や、銀座に住んでいた事もあったが、今は、両親も亡くなった。
二世帯住宅なので、両親の住んでいた1階は、そのまま使えわれずにいる。
父親のスーツを整理して捨てるのに、何年もかかった。
英国屋のスーツや、和光のジャケットを捨てるのは、勿体無いという気持ちもあってそのままにしてあった。
父の書斎や、両親の寝室はそのまま。
未だ、両親とこの家に住んでいるような気もして、片付けられなかった。
この度、銀座統括本部ビルの建て替えが決まり、その間、1階を私の業務オフィスにする事になった。
両親の寝室のベットを捨てて、机を並べるのである。
今日は、その業者さんが来る。
これが、結構心に重い。
日本中を飛び回っていて、湖山Gの施設を日本中に開業していたのも、いつも両親が実家にいて、いつでも迎えてくれると安心していたからだ。
今は、逃げて帰るところがない。
自宅も、仕事の戦場となる。
24時間365日経営者であることは、覚悟している。
在宅でも、24時間、メールやズームで仕事をしている。
いつも、日本中の湖山Gの仲間と共にあることが、今の私の心の安寧なのだ。
そして、いつも両親の思い出と共に。
普段、銀座では、そのような事はないのだが、深夜早朝は、両親と過ごした子供の頃の家族の思い出に浸りながら、この日記を書いている。
数々の危機や不幸を乗り越えて今があるのも、単に運が良いだけでなく、両親の加護もあるだろうと信じている。
我が家が、事務所兼用となり、今迄より、職住一体となる。
より歳を重ね、より両親に近づいて行く事を実感している。
私もやっと、信心深くなって来た。
この我が家が、湖山神社だ。
お祓いはいらないが。
お賽銭はいただきます。
それで、玄関に鳥居を建てるかもしれません。

パルスオキシメーター 99・99・98
体温36.0 血糖179

守護神の降臨 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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