歌舞伎と宝塚
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銀座に行くと言う時の、行き先の範囲は、広い。
歌舞伎座は、築地かと思いきや、歌舞伎座一帯は、住居表示は銀座。
映画館は、銀座にもあるが、多くは、有楽町と日比谷にある。
宝塚は、日比谷だが、あまり、日比谷に行くとは言わない。
誰もが、なんとなく、銀座に行くと言う。
汐留にも、美術館や劇場があるが、汐留に行くとも、あまり聞かない。
銀座のイメージするものは、大きい。広い。
銀座の診療所は、その歌舞伎座と一体となった高層ビルの16階にある。
歌舞伎座の土地の建物容積を使って、巨大な事務所ビルを建てたのである。
歌舞伎座の正面に立っても、裏に続くビルは見えない。
隈研吾氏の設計の冴えである。
松竹も、不動産収入の方が多いのではなかろうか。
その分、歌舞伎や映画に資金を投入してくれたら、嬉しいが。
昨日は、その歌舞伎を鑑賞して来た。
永年勤続受賞者と一緒に。
歌舞伎座は、中の料理屋で、松花堂弁当を食べる。
観劇にお弁当。
本来なら、それにお酒がつくのだが、最近は、遠慮している。
それでも、生の舞台を前方の良い席で観るのは、醍醐味だ。
湖山Gは、全国にあるので、普段は会えない職員が多数いる。
25年、30年と医療介護の仕事を続けて来た。
それだけで、尊敬と感謝の念を禁じ得ない。
銀座で、人間ドックも受けて、歌舞伎を観て、心も体もリフレッシュして貰う。
私自身も、楽しい、心温まる1日を、賑やかな銀座で過ごした。
湖山Gのおかげである。
舞台では、次の世代を担う子供が多数出演していた。
顔見せ興行だが、客は温かい目で拍手を送っていた。
役者家族と、観客の一体感がたまらない。
役者と観客が、親子でつながって行く。
銀座の文化は、お客の方も、親子で伝承されて行く。
私が歌舞伎を初めて観たのは、中学生くらいだと思う。
職員も、親子で歌舞伎を鑑賞できるようなると嬉しい。
團十郎が主役だが、その團十郎に迫力と貫禄が出てきた。
先代が、ロータリーのメンバーだったので、そのご縁で歌舞伎にも通うようになったのだが、とても嬉しかった。
歌舞伎役者は、遊ぶのが芸の肥やし、などと言われる。
私は、遊び足りなかったのだろう。
と言って、これから遊ぶ事もない。
若い職員の、湖山Gと言う、舞台での活躍を、目立たぬ座席の方から拍手を送る時代まで、もうすぐだ。
その日まで、一日、一日を、大事にして、舞台に立ち続ける。
今は、舞台化粧を落として、一人でいる時間だ。
その間は、個人としての、煩悩が、駆け巡る。
それで、朝風呂に入るのだ。
流し落とせはしないのだが。
パルスオキシメーター 99・98・98
体温36.6 血糖154
朝食はステーキ、目玉焼きと、うどん 代表 湖山 泰成