苺狩り
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年一回だが、毎年、川崎の苺農園に、苺狩りに出かける。
昨日は、母子の親子だけでなく、保育園のスタッフも参加した。
どんな果物でも、もぎたてで食べるのは、美味しい。
何と言っても、みずみずしい。
参加者の最年少は、2歳になりたてくらいの子だと思う。
大きな、真っ赤な苺を、まるまる一個、口に咥えていた。
喉に詰まる事はないだろうと思ったが、嬉しそうに食べていた。
苺はこうやって、なっているのだよ。
もぎたてを、齧って食べると、本当にみずみずしくて、甘くて美味しいのだよ。
その事を、お母さんとの春の思い出にしてほしい。
その事を、私も一緒に経験できて、楽しめるのは、人生の喜びだ。
湖山の職員とは、長い人生の経営運営の苦労を共にしてきた。
そして、湖山の理念を体現して来た。
艱難辛苦を共にするとは、良く言ったものだ。
でも、たまには、共に美味しいものを共有する事も大事だ。
喜びも、楽しみも人生で共有していきたい。
老いて行く事を自覚する年代になると、若い人、家族との人生の思い出が、どんにに大事か判ってくる。
若い時は、何時も、人生前のめりで、過去を懐かしむような、そんな余裕はなかった。
今ならわかる。
子供の時の、親との旅行や食事の思い出は、将来の記憶、財産となる。
老いて、気持ちの寂しさを支えるのは、子供の時の幸せな体験の記憶だ。
昨日の1日の思い出づくりも、未来への介護となる。
今年最後の苺になるかもしれないが、一年分は、十分味わったと思う。
もう、来年は、誰を連れて来ようかと考えている。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.2 血糖193
次はメロンだ 代表 湖山泰成