予告・広報・宣伝

日比谷を歩いていたら、ビルの屋外ホールで、映画が上映されていた。

シーンを覗けば、ゴッドファーザーPartⅡだとわかった。

ロバート・デ・ニーロがスクリーンに登場していたからだ。

驚いたのは、座席がガラガラだった事。

それ以上に、私がこのイベントを知らなかった事だ。

昨年は、スポンサーも勤めていたのに。

私がボケていただけなのだが、最近、宣伝が少なくなったと思う。

映画祭ならば、銀座中に垂れ幕やポスターを貼って欲しい。

これは、宣伝活動にお金をかけなくなったからだ。

私も、ファンとして、映画雑誌を読まなくなった。

これは、私が悪い。

でも、テレビのニュースでも、ネットでも、気がつかなかった。

私は、その手のニュースは検索しているはずなのだが。

ネットでの映画評は、厳しい論調、評価が多い。

絶賛、褒める人はほとんどいない。

ネットで検索すると、映画祭も、映画も、過去の記録ばかり。

それは、それでデータベースとしてありがたいのだが、これからの予告・宣伝をもっと出して欲しい。

宣伝費がないとという現実もあろう。

でも、盛り上げるような、宣伝ももっと必要だと思う。

わかっている人だけの、オタクの集まりで良いのだろうか。

これでは、ネットフリックスで、送られてくる映画をチェックするだけで、人生の時間を過ごしてしまう。

また、刺激的なシーンをつなげるだけの予告編で良いのだろうか。

本編には、予告編以上の印象的なシーンがない。

最近は、予告編の方が面白かったという記憶が多い。

刺激的なシーンに麻痺してしまったのか、飽きてしまったのか。

バカな主人公が、信じられないような間違った判断でわざと愚行を繰り返し、周りに迷惑をかける物語も、勘弁して欲しい。

無理に物語を面白くしなくても、良いと思う。

おかしいのは、現実の世界だけで充分だ。

今となると、小津安二郎の東京物語のような映画も、懐かしい。

今は、あの父親の心情も理解できるのだが。

血糖167  今晩は、泰成君のクラスメートのお通夜がある。

生き残った70歳の泰成君

銀座湖山日記

Posted by Meguro