老いてなお益々盛ん

泰成君は、子供の頃からアクション映画が大好きである。
何よりも、スカッとする。
自分は、インドア、安楽椅子派であるが、小説、映画は、アクション、冒険、宇宙物が大好き。
これは、純愛物語が好きな少女と変わらない。
宝塚が好きな大人と同じ。
最近、また、映画館に通うようになった。
コロナ明けの映画制作が、動き出したのだ。
その作品を観て、思う事がある。
最近のアクション、冒険映画の主人公は、年寄りばかりなのだ。
今年、大ヒット間違いなしの、皆さん心待ちにしている、「ミッションインポッシブル」
この映画は、主人公が、飛行機にぶら下がったり、とにかく、必死に走る。
何故、あんなに走るシーンが多いのか。
主人公の体力をあそこまで見せつけるのか。
それは、主演のトム・クルーズは、おん歳62歳。
老いと闘っているのだろう。
私は、20歳の時以来、走った記憶はない。
絶対、転ぶからである。
最近は階段、風呂場では、意識して手すりにつかまっている。
同世代の知人で、転んで、腕を折った人がいたからである。
私は、意外に慎重派なのだ。
靴も、ラバーソウルの革靴を履く。
絶対、走ったりしないのだが。
考えると、他のアクション・スターでは、デイゼル・ワシントン。
この人は、小生と同じ70歳。
この人も、スポーツはやらなそうだが、いざとなると、数秒で、幾人もの悪人を薙ぎ倒してしまう。
撮影したシーンを早回ししているだけだろう。
あの歳で、あんなに飛び回ったら、絶対、腰を悪くする。
あくまでも、映画マジックだ。
この程度で驚いてはいけない。
今度、名作「ボディー・ガード」がリメイクされる。
命を狙われる、歌姫に、テイラー・スイフトはわかる。
でも、彼女を身を挺して守るボディー・ガード役にクリント・イーストウッドだと言う。
私は、イーストウッドは大好きだ。
役者としては、カッコ良すぎて、名優の評価は難しいが、監督になって、才能が開花した。
もっと、早く俳優を引退して、監督作品を増やして欲しかった。
その、イーストウッドがボディーガード役を演ずると言う。
皆さんは、ご存知か。
彼は、94歳なのだ。
これは、悪夢だ。詐欺だ。
私は、仮にその歳まで生きていたとしても、車椅子に乗った、アルツハイマーの患者役がせいぜいだ。
映画の世界は、なんでもありなのだが、これはすごい。
イーストウッドは、私の記憶では、永遠にダーティー・ハリーのままだ。
今日は、用意してある杖を携帯してみようと思う。
残念だが、もう、トレンチ・コートは似合わない。
血糖207 チョコレート依存症になりつつある。70年と1日。
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