均衡縮小市場

老人ホームの大手上場会社が、幾つもファンドに買われ、上場を廃止した。

上場すると、資金調達が容易。

社会に信頼され、有名になるので、人材採用が容易。

創業者株主は、株を売って、巨万の富を得る。

上場は、創業社長の夢、ゴールでもあった。

上場せずとも、大手会社に買収され、巨万の富を得た人創業者もいる。

上場させて、更に、子供に経営者を継がせたい。

これは、上場会社と対照的であるべき、非営利の医療法人、社会福祉法人においても、そうだ。

それ程、子供に継がせたい仕事なのか。

政治家と言う職業も、そうらしい。

でも、老人ホームの業界は、上場企業においても、厳しい世界となったのだ。

もう、老人も、絶対数は、頭打ちになり、やがて人口減の中で、お年寄りも減る。

若い働き手は、もっと減る。

介護保険も医療保険も、単価が政策的に削られる。

介護事故の訴訟も多い。

などなど、経営者当人からすれば、今の内に手放したいと思うのだろう。

コンビニのように、創業家が、資金調達して上場廃止し、個人企業に戻るのは、ないと思う。

老人マーケットは、すでに成長マーケットではない。

すでに、医療も介護も保育も、縮小マーケットであり、生き残り戦略の世界になる。

縮小するマーケットだからこそ、寡占化も起きるのだが、多くは、倒産するか吸収される側となる。

厳しい。

湖山Gは、余裕を持って、均衡縮小経営を唱えている。

介護保険30年。

建物が古く、小さな施設は、合併して建て直す。

湖山Gの未来経営において、守るべきは、意欲的な若い職員だ。

その為に、新しく施設を建て直す。

私のような、高齢者はどうなるのか。

勿論、湖山Gの病院施設に入るのである。

良きお客となるのである。

若い職員の育成に余念がないのも、当たり前だ。

自分の終活がかかっている。

血糖146 チョコレートが欲しい。お酒をやめると、嗜好も激変する。

チョコレートと醤油煎餅を食べるようになる。

こちらのコントロールの方が難しい。蜂蜜とジャムを舐める。

湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada