ホテルで人間ドック
35年位前の頃だ。
銀座の病院を再建し、やっと軌道に乗った頃。
世の中は、不動産バブル、リゾートバブルだった。
世の大企業の多くから、検診ドックを請け負っていた。
その企業の多くは、ゴルフ場、スキー場、ホテル、スポーツクラブを計画したいた。
そこに、銀座の病院のブランチの診療所検診センターを開設して欲しいという依頼が複数来ていた。
都会のジャングルしか知らない、銀座の若旦那にとっては、面白い要請に見えた。
その仕事の調査旅行として、企業と世界中のリゾートを旅した。
でも、ゴルフとスキーは全く上手くならなかった。
私は、常に、リゾートを目指す、過疎地の町のありように関心を持った。
農村は、スキー場があれば、冬のシーズンに東京に出稼ぎに行かずに済む。
海浜は、夏の間に、1年分稼げる。
雇用と言う、課題を抱えていた。
地方で、高齢化も進む。
私は、若者向きのリゾート事業よりも、少子高齢化が進む町の将来の高齢者介護の需要に気がついた。
街づくりは、都会の若者を集めてお金を落としてもらうばかりではない。
地元のお年寄りを、地元の若者がお世話をして、地元の町の税収を増やす。
地方創生の介護事業バージョンである。
丁度、老人保健施設の制度が出来、介護保険も予定されていた。
銀座の街づくりばかりではない。
自然の豊富な、日本の観光地に、介護施設を作る。
これも、大企業に誘われたからで、自分だけで地方に行くことはなかった。
偶然の出会いが、経営の必然となる。
その後の、運命に翻弄される、我が人生と、湖山Gの歴史は、皆さんがご存知の通りである。
朝食は、木村屋のアンパンとおにぎりの予定。血糖166
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山泰成