我が人生の道のり
たまに、医療福祉の経営者として、大学で講義をしたり、経営雑誌のインタビューを受ける。
成功した異色の経営者として、評価されたのだろう。
でも、そこには、経営論も、優れた組織論も、勿論、優秀な経営者も出てこない。
望まずして、倒産した病院を背負い、借金で買収し、再建した27歳の迷える子羊の人生の道のりの話でしかない。
全国に施設が広がっているが、決して私が進出したくて、行ったのではない。
いつも、誰かの縁で、招聘してくださる方が、現地にいて、招かれて行ったのである。
だから、医師会とも病院会とも問題はなかった。
偶然の出会いが、経営の必然となる。
私の人生の教訓である。
全国の湖山Gの施設の開設の歴史が、私の人生の道のりである事は間違いない。
親を入れたい病院、自分が入りたい介護施設を作ろうとしたのは、本当である。
その目的は、果たした。
では、これからは、楽隠居となるか。
やっと、私は、やりたい事が見つかった。
もともと、私は、医療介護そのものよりも、湖山Gの組織と職員の関係に気を遣って来た。
職員の家族との幸せを意識して来た。
自分にとって、家族とは、失うものでしかなかったからだろう。
今は、保育園や母子支援施設のイベントを大事にしている。
災害支援用の、カート、キャンピングカーも、子供達に人気なのが嬉しいくらいだ。
今の私の課題は、教育支援。
もともと、湖山G職員には、通信教育の大学へ通う育英資金制度がある。
でも、ごく少数の職員しか使ってくれていない。
残念。
このコヤマカレッジ育英資金の適用を、母子支援施設の子供や、技能実習生にも広げたい。
外国籍職員にも、日本の大学を卒業できる。
母子施設に入所していたことのある子供は、退所後も、学業支援をしたい。
出来れば、職員には、大学院まで行って、修士を取り、大学の教員になって欲しい。
私のように。
人間の死を見つめる仕事をする私達には、若い人の未来を見させて欲しい。
昨日は、福島で全国から学生を集める高校を作ろうとしている町長の話を聞いた。
私は、その隣に、高校生の寮を作りたいと思った。
母子支援施設の運営の経験から、小学校、中学校の隣に、学生寮を作るべきだと考えた。
都立高校には、一校だけ、全寮制の高校がある。
全寮制の小学校や中学校があれば、母親も仕事をしやすくなる。
発達障害や、引きこもりの子供を預かれるような学校ができないものか。
その為には、医療と、福祉と、親並みの愛情を注ぐスタッフが必要だ。
お金があれば、と思うのは、こういう時だ。
といっても、職員の努力で、赤字でないだけでも、感謝している。
私が目指しいるのは、社会の里親なのかもしれない。
血糖132 これから朝ステーキを焼く。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
最近、続けて、ネクタイとチーフと、襟につけるピンバッジを頂いた。
私の代名詞になっているらしい。
ありがとうございます。 湖山泰成