公務員志望

中央官庁のエリートを目指す優秀な学生が減っていると聞いていたが、一般地方公務員の離職が多くなっているそうだ。
びっくりした。
就職氷河期、非正規職員などの時代を知っている者としては、公務員とは、人生を保障された恵まれた人だと思っていた。
30年前、地方リゾートが崩壊し、大企業が地方から撤退してしまった。
私は、その後の中山間地で医療介護施設を作りはじめた。
それは、過疎地、離島と言われる地域での、雇用促進事業だった。
その地域で、月給を貰える職場は、役場、農協、森林組合、病院、学校くらいだった。
都会と違って、民間企業の少ない農業地域だった。
民間企業の多い都会では、公務員は魅力的に映らないのだろうか。
私には、民間企業の過酷さ、競争社会での存立の厳しさの方が肌身に染みる。
銀座では、1年で、店舗の3分の1が変わる。
つまり、競争に敗退して撤退するのである。
銀座は勝者の街。
それは、常に敗退者が、去る町でもある。
若者にとって、官僚や、公務員が魅力的でない国に未来があるのだろうか。
辞めた人は、どこへ行ったのだろうか。
辞めた若者は、荒野を目指して幸せになったのだろうか。
私は、官僚、公務員、警察官、消防署員、自衛隊員を心の底から尊敬している。
私達の、命は、生活は、その人達によって守られている。
私は、その事を知っている。
被災地で、その姿を見る。
その仕事を知る。
そして、私達、医療福祉の人間も、準公務員だと思っている。
医療福祉の湖山も、国の制度、国の税金で賄われている。
行政、警察と同じ、社会を守る仕事である。
消防、自衛隊と同じ、人命救助の仕事である。
私は、公務員に対する共感と尊敬を失った事はない。
最近、政治家に対する信頼は、揺らいでいるが、それは、諦めている。
せめて、公務員が、国家の骨格として、誇りある人でなければ、日本は滅ぶ。
医者も、学校の先生も尊敬される人であって欲しい。
私は、尊敬できない医師や教師と一緒に仕事をしたくない。
心の底から尊敬して、先生と呼びたい。
そうでない人に、命を託したくもないし、学びたくもない。
湖山Gは、財布は、民である。
身分は民であるが、医療福祉の仕事、責任は公である。
だから、湖山Gの法人は、持分のない、医療法人、社会法人、NPOで構成されている。
公務員は、品性の高い、優秀な人が集う、尊敬される職業であって欲しい。

能登地震251日 血糖147
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事
湖山は武士でござる。 公務員志望 湖山泰成

銀座湖山日記

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