介護施設にこそオンライン診療
都会に集中する医師を地方、中山間地、過疎地に適正配置する国の努力は報われていない。
これは、誰が悪いのか。
過疎地で募集されている医師の給与を見れば、金銭の問題ではない。
家族、子供の教育の問題が大きい。
実際、過疎地に赴任する医師は、単身が殆ど。
家族連れは、殆ど見ない。
子供の教育の為に、家族を都会に置いてくる場合が殆ど。
それと、医師の方から規制しようとするならば、開業を国家統制管理しなければならない。
金銭利得で、開業を誘導しようとする政策はもう限界だ。
また、医師の働き方改革によって、大学医局の医師派遣の力は、落ちている。
これによって、地方に派遣される医師の数は減る。
自由主義経済においては、自由競争に任せるしかない。
医大の医師定数を増やして、医師の数を増やすしかない。
医師に競争させるしかない。
法学部出身者が、全て弁護士になるわけではない。
音大出身者が、全て演奏家になるわけではない。
保育士が、全て保育園で働くわけではない。
医学部での、実習教育については、医師としての国家資格取得する前に、数年の義務をつければ良い。
その期間を、地方に限定すれば良い。
銀座では、美容などの自費診療のクリニックばかりで、保険診療の診療所は少ない。
歯医者は、殆ど自費診療のみだと思う。
もう、患者側から、受診を制限するしかないのだろうか。
莫大な税金を使って、過疎地の公的医療を支えても、患者は、地元の医療機関に行かずに、都会の大病院に行ってしまう。
道路も整備され、移動は簡単だ。
個人の医師では、できる医療は限られている。
設備、スタッフの揃った大病院でしか最新医療は維持できない。
この状態を改善するには、遠隔診療、オンライン診療しかないと思う。
湖山グループは、まずは、14000人の職員の健康管理から、オンライン診療を始めた。
特養ホームへのオンライン診療は、これからだ。
遠隔診療に使う、各種の医療機器が開発されつつある。
湖山は、医療に置いて、都会と地方をつなぐ。
地方にいる医師も、オンライン診療によって、全国の湖山Gの職員の健康相談業務に関われる。
ネットは、慢性疾患においては、地域格差を減らす事が可能な社会を作る。
外科、手術についても、ダビンチのような手術ロボットが遠隔操作で使えるようになれば、医師そのものの配置は、問題にならなくなるかもしれない。
ズーム会議と同じだ。
技術の進歩は、ある時から、医師不足状況が一変するかもしれない。
それは、あるゆる業種に起きる事だ。
AIによって、経営技術も組織全てのスタッフに提供され、経営者と言われる人はいらなくなるのかもしれない。
その時代は、資金を提供する銀行、ファンド、株主、いわゆるオーナーだけで経営できる時代となる。
恐ろしい。
医療介護が、利益率、配当で評価される時代が来る。
最も、自由主義経済、資本主義の世界だ。
医療福祉だけが、例外で、時代遅れになっていただけなのだろう。
湖山Gも、孤高で時代遅れになりつつある。
だから、湖山Gの存在は、社会的価値があるのだ。
惹かれものの小唄ではない。
意地ではない、私の理想と信念だ。
能登地震250日 血糖122
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事
両手両足の経営 杖も欲しい 湖山泰成