4対3の構え
今春開設した特養ホームは、最初から週休3日の勤務体制で始めた。
寮を併設したおかげもあり、新勤務体制は、予想より順調にスタートした。
特に若い職員に好評のようだ。
その実績をグループ全体で検証し、来年の4月からは、湖山G全国全施設で週休3日体制に変更する予定で、準びをしている。
病院、医院、老健、特養、グループホーム、高齢者住宅、保育園、いきいきプラザと、湖山Gの施設体系は、複雑で、複合施設も多い。
休みの多くなる職員の方は良いとしても、ローテーションを編成する管理者は、大変だ。
それでも、厳しい現場で働き続けてもらうためには、経営者は、あらゆる努力をする。
給料は、1円でも上げなければならないが、それだけで済むものではないと思う。
健康、家族、趣味、生きがい。
親の介護、自分の将来の老後、子供の育成。
職員の生涯の人生を考える。
患者、高齢者利用者の人生の最期まで支援を考える仕事なのだから、職員とその家族の生涯まで、考えてしまうのだ。
出過ぎた、余計なお世話だと思う職員もいるだろう。
でも、利用者と、スタッフとの心の交流を大事にして来た文化は、自然に家族主義の社風となった。
職員の努力で、僅かでも、経営的余裕が生まれれば、あらゆる形で、職員へ還元する。
その事を約束して、40年が経った。
4日分働き、3日は休もうが、勉強しようが、ボランティアをしようが、副業しようが、構わない。
勉強、副業に関しては、湖山Gとしてサポート制度も充実させる。
これこそ、両手の経営。
私自身、30年前は、週4日は、銀座の病院に勤務し、3日は、地方の病院や老健を回っていた。
特別に休みが欲しいとは思わなかった。
東京と、地方を行ったり、来たりの毎日。
充実していたし、刺激的だった。
睡眠時間は、新幹線や飛行機の中だった。
若かったから出来たのだと思うが。
今の私は、 歳相応の生活になった。
この猛暑の夏は、週末はクーラーを効かした寝室で、ネットで情報検索をしている。
世の有名なユーチューバーの話も、目をつぶって聞いている。
せっかくのオリンピックの期間だが、開催式のイベントに納得がいかず、それ以来、競技も見ていない。
贔屓のチームや選手を知らないと、関心度も落ちる。
それより、保育園から送られてくる、園児のイベントの写真を毎日眺めている。
老後の生活も、なんとかなりそうな気がしてきた。
老いと成長の、両方に関われる仕事に、感謝している。
暑さと、地震天変地異には、相関関係があるのだろうか。
能登地震225日 南海トラフ地震4日 血糖146
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事
南極越冬隊を思う 湖山 泰成