弱き者の気概
20年前の新潟での中越地震の時である。
病院は、被災者支援に全国から支援に来るのだが、福祉関係者は動かなかった。
医師、看護師と救急車は頼もしい。
強き者の救いはありがたい。
病院は強い。
それに比べて、介護施設は、救いを待つ立場だった。
だから、介護施設のスタッフが、被災地に支援に行くべきだとか、被災地の支援拠点になるべきだとの考えは、薄かったと思う。
当時、現地での災害復興の勉強会で、介護施設を中心とした全国ネットワークの設立を思い立ち、サンダーバードを設立した。
しかるべき人を代表に推薦し、設立資金も私が寄付し、サンダーバードと言う名前も私が提案した。
その後、20年が経つ。
東日本大震災から、能登地震まで、数々の災害があった。
今、私の思いは、強者のみでは、救われない、続かないとの反省だ。
救済は、強気者のみの役目ではない。
救う者と、救われる者とのチームプレーだ。
そして、多くの弱者の共助が大事だ。
サンダーバードの使命は、老人救済だけではないはずだ。
被災地には、障害者も、幼児もいる。
その世界にも、サンダーバードの羽を伸ばすべきだはないか。
弱き者の連合なればこそ、気概をもって、嵐に立ち向かいたい。
まだ、気概だけなのだが。
能登地震176日
血糖175
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事 湖山 泰成