官と民とのガラスの壁

東日本大震災の時、フランスから、民間救助犬が送られて来たが、入管手続きが出来ず、入国できなかった。
平時の法律の規制が、戦時にも適用されていたからである。
能登においても、民間救助犬が、現地で活動するのに、許可上、即時対応ができないでいたらしい。
日本の、災害有事の際の問題は、行政と、民間支援ボランティアと、被災者との連携が意外とうまく行っていない事である。
世間は、公助共助自助と思っているが、お国は、自助共助公助の順だと思っている。
行政は、被災者国民個人とは関わるが、共助の団体、ボランティアとの関わりが薄い。
普段から、関わりが薄いのだから、緊急時に、突然、自然にうまくチームプレイが出来るわけがない。
行政は、管理する思想はあっても、対等に連携する思想はない。
常に、管理、指示命令する立場である。
少なくとも、本人達は、そう思っているように見える。
私が言うところの、御代官様だ。
私の知る限り、中央官庁は、そう思っていない。
また、現場自治体の担当者も、行政責任優先で、平時のルールに縛られていて、精一杯だ。
ここは、チャーチルやサッチャーのような政治家の活躍の場の筈だが、実態は、自衛隊、消防庁、警察といった、自治体行政に乗っているだけのようにしか見えない。
共和政ローマに時代でも、戦時には半年の任期で独裁官が任命された。
無責任民主主義の今の日本では、責任実行力のある政治リーダーは生まれないのだろう。
その日本の中で、有事戦時にどうあるべきか。
公助と共助の歯車がうまく噛み合って連動できるようにすべきだ。
どうも、官と民の間には、ガラスの壁がある。
カラスの壁ならば、相手の顔は見える。
破らなくても良いけれど、コミニュケーションはとれるはずだ。
国民の為に、共同歩調、チームプレイはしなければならない。
災害支援の官民チームケアの構築だ。
その為には、遠慮せず、高みの官から、民へ、手を差し延べて、連合軍を編成してほしい。
指揮権は、官に委ねます。
お金は入りません。
お国の為ならば。

能登地震 169日

血糖182 体重不明
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by kobayashi