都内病院経営危機
病院の経営状態に関するアンケートがある。
病院会が行っていた。
今回は、東京都が行った。
提出自由のアンケートでは、本当に経営状態の悪い病院は、本当の事を書かないのではないかと思う。
銀行融資を受けられなくなるからだ。
また、提出しないところもある。
利益隠しをしている、民間病院もある。
最近も、美容で脱税が見つかった。
トンネル会社や、不動産会社を使う。
とにかく、自主提出のアンケートによる経営調査は、かなりのバイアスがある。
こんなことをしなくとも、医療法人は、税務署、都道府県に、正式な決算報告を提出している。
間違ったり、誤魔化してあれば、税務署に指摘される。
会計士、税理士に正式に経営分析をさせればよろしい。
更に、医療保険は、全国平等。
東京都の病院が利益を出せるようになれば、地方は、儲かり過ぎる。
つまり、地方格差の是正。
それは、国ではなく、東京都が補填すべきだと思う。
実際、東京都は、都立病院には、赤字を補填している。
東京都は、当事者なのだ。
東京の医師会や病院会が、是正、加算の声を上げないのか。
それは、また、別の理由がある。
東京には、患者が多い。
東京で開業したい医師が多い。
むしろ、これ以上開業させないために、東京の点数を下げたらどうか。
東京から、地方へ、もっと利益誘導させるべきだ。
そういう、意見もある。
全国一律、平等。
更に、東京に一極集中は許せない。
経営的には、東京の医療機関は、消耗戦が続く。
皆、倒産するまで、続くのだろうか。
合併、統合、再編。
政治家やマスコミの言葉だけが、虚しい。
誰が、実行するのだ。
誰もできないでいる。
地方は地方で、公的病院の統合再編がある。
でも、県と市町村の政治的対立もある。
ガラス細工の医療体制。
答えは、見つからない。
都内病院、昨年度7割赤字:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO92544760S5A111C2L83000/
血糖143 食欲がないが、そのせいで、血糖だけはまともだ。湖山 泰成
