私にとっての映画とは
映画が描くものは何か。
歴史、事実、行動、会話、姿勢。
そして、その設定、役柄、人間関係、セリフ、表情が映画となる。
脚本が目指しているのは何か。
人の内面、感情、気持ちではないかと思う。
特に、その変化だ。
どんな環境で、どんな人間が、どんなやりとりで、心が傷つき、萎え、苦しんだか。
その後、いかなる人の出会い、交流で励まされ、立ち直っていったか。
ノンフィクション、ドキュメンタリー、フィクション、アクション、SF。
全て、目指すものは同じではないか。
映画に、事実に基づく物語、というキャプションがつくことがある。
全ての物語は、過去の事実に基づく。
私は、役者の演技よりも、時代性と設定に関心がある方だ。
どこまで、真実で、どこからが創作か。
そんな事は気にせず、登場人物に共感し、作品に感動すれば良いのだ。
名作にも、駄作にも。
名優にも、大根役者にも。
得るものはある。
つまらない映画はない。
淀川長治が、言っていたように思う。
血糖136 昨夜は、夕食を食べ損ねた。
駄作を観て、名作がわかる。
1人の映画ファン 湖山泰成