バブル崩壊再び
35年ほど前に、銀座で見た不動産バブルとその崩壊は、今だに忘れられない。
当時の不動産、証券成金は、皆、銀座に集まるのである。
その生態と、品性は、浅ましいと感じた。
その時期は、銀座にいたくなかったのかもしれない。
自分はそうなるまいと、不動産、投資とは縁の遠い、地方の福祉事業に全国を行脚した。
いかなる事業も、波があり、成長期と衰退期がある。
湖山Gの医療福祉保育にも同様の問題がある。
どう、乗り切るか、どう、次世代の経営者に対応させるか。
敗戦を経験した老兵経営者としての、課題である。
今度は、医療介護事業のバブル崩壊が来ようとしている。
バブルは、不動産に収斂する。
だから、病院施設の開設は、不動産投資とならないように事業を計画した。
つまり、土地の価値が高すぎるところは避けたのである。
あるいは、不動産価格の低いところに建設した。
銀座だけは、例外である。
その銀座は、一回倒産し、私の経営者として経歴は、その再建からスタートした。
都心の中小病院の倒産の原因は、不動産価値が高すぎて、収支が合わない上に、その値上がりで資金調達ををしていたからである。
その経営モデルは、不動産が値上がりしない限り、経営は継続できないのである。
日本の破綻する経営モデルは二つある。
不動産が、永続して値上がりをする前提で事業を拡大する。
客数が永遠に増える前提で営業する。
首都圏の終身利用権型高級有料老人ホームは、この二つに該当する。
過去は、ゴルフ場や、スポーツクラブ、リゾート会員権の販売がそうだった。
私は、病院介護施設として、自己事業の必要な不動産のみを所有する。
賃貸は、ただですら薄い利益を、地主に簒奪される。
生産に関与する、不動産、建物は自己所有する。
車や、機器のリースも、できるだけ補助金ももらって自己所有する。
償却資産を持つことによって、資金繰りを行う。
だから、急激な施設拡大はできない。
湖山Gは、安定した、資産の拡大をしてきた。
借金の拡大も同様であったが。
血糖150 これから、昨日の福島土産のラーメンを茹でる。
湖山代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山泰成