継ぐのは1人
私は、開業時から、3年だけ六本木ヒルズに住んでいた。
ディズニーランドでの暮らしのようで、楽しく、飽きることがなかった。
当時、事務所も、その中に持ち、ヒルズ蟄居暮らしのようだった。
そこで、暮らし続けず、実家に戻った事を今は後悔している。
そこでの暮らしで、銀座と違う、六本木文化は、珍しく、面白かった。
ホリエモンが話題になっていた頃である。
全ての、レストラン、喫茶店に行ってみたが、その中で印象的だったのが、虎屋である。
洋菓子のような、カラフルで、季節感のある羊羹が新鮮だった。
銀座の老舗の和菓子店とは、一線を画していた。
その頃は、まだ、ウイスキーを愛していて、羊羹を正味する事はなかった。
今は、目がなく、その次は、父が愛した薄皮饅頭の順になっている。
事業の公益化と、独自文化の継承の折り合いは、難しい。
銀座の老舗の代替わりを見てきた。
民間医療法人の代替わりも、結構大変なのだ。
京都の老舗の、継承の文化を学びたい。
京都は、娘に優秀な番頭を養子に迎えると聞いた事がある。
今は、親族は、株式を所有すれば良いので、昔とは違ってきているだろう。
銀座では、直系の娘さんが社長、店主を継いで、本人が銀座の若旦那の会に入会している。
昔は、婿さんが入会して来ていた。
数年前に、女性の理事長が誕生した。
これも、銀座の革新的伝統だと感心した。
だから、銀座は、革新的に生き残るのだ。
さて、虎屋は、一族継承だが、親族は、車内に1人だけとする。
成程、実際、親子、兄弟でも喧嘩別れをする事例は多い。
医療法人でも、そのような例は多い。
湖山Gは、家族、兄弟、友人は経営に関与させない。
少なくとも、私の後継者にはしない。
では、後継候補は、どこにいるのか。
14000人の、君達の中にいるのだ。
私は、その人に、看取って欲しいと願っている。
血糖180 今朝は、薄皮饅頭と肉まん
湖山G代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山泰成