見えないものが聴こえてくる
経営組織論に最適解はない。
大きくなるにつれて、分権と集中の組織組み換えを繰り返す。
湖山Gも、階層組織の整理と、中央集権化が進んでいる。
でも、38の法人が、合併により、やがて、半分になれば、また、法人独立かとなる。
それは、私が引退した時だ。
つまり、死んだ時だと思う。
世に言う大企業ほど、経営のリーダーシップの不在となる。
役員が多くなり、会議が多くなり、改革が進まなくなる。
決断と実行の責任者の顔が見えなくなる。
私も、今の湖山Gにその問題を感じる。
リーダーの条件とは何か。
目の前の、見える問題を迅速に対処するのは、当たり前である。
船のパイロットになれば良いのか。
院長、施設長や、相談員、ケアマネージャーは、地域の医療福祉ニーズを日々の業務で感じているはずだ。
船の運行ならば、波の強さ、海流の流れを知る。
では、理事長、社長は、どうやって、経営方針、つまり、道筋を決めるのか。
天を見上げ、空の色、雲の動きを見て、明日の天気を知るのである。
私は、見えない未来に怯える事がある。
遠くの魔物の、唸りが、聞こえるのである。
見えないものが、聴こえてくる。
怖くて、眼をつぶっても、遠くの地鳴りが聴こえてくるのだ。
悪い夢であってほしい。
闇の中で、遠くは見えないが、遠くの声は聞こえて来る。
心の奥底に。
血糖196 冷蔵庫には、まだ、笹団子がたくさんある。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山 泰成