グロスプランミーティング
昨日から今日にかけて、湖山Gの年に一度の大会議が続く。
グロスプランミーティングと言う。
湖山Gの全法人の、事業計画、決算報告を行う。
全法人の幹部が発表し、質問をしあう。
お取引のある、全銀行が、オンラインで聞いている。
私は、湖山Gの総会と自覚している。
全ての銀行に、湖山Gの全ての事業活動を公開し、質問を受けている。
私からの、全幹部への経営方針の発表でもある。
湖山Gは、ひたすら施設数、ベット数、職員数を増やして来た。
でも、これからは、均衡縮小の時代。
人口が減り、結果として、利用者も、働き手も減る。
事業規模を増やすばかりではない。
介護保険も30年。
当初の病院、介護施設も、老朽化し、建て直すか、大型修繕が必要となった。
施設体系にも寿命がある。
デイサービス、グループホーム、老健、療養病床、回復期リハビリテーション病院。
どれも、建築費高騰の中、建て替えては、採算が合わない。
寿命のきた施設、建物は、そのまま、廃止か、他の用途に転換する。
30年前に、銀座の都内最少の救急病院を、最大の診療所、人間ドックセンターに、転換した。
規模的には、リストラ、縮小である。
都内の中小病院は、その後、経営難で消えていった。
銀座の救急病院を、廃止したからこそ、全国の介護施設の展開が可能だった。
その時と、同じ時代を迎えている。
経営者として、辛い判断は、苦労して立ち上げ、維持して来た病院、施設を廃業することだ。
人間も、施設も、世代交代をする。
役員だけだはない、建物も変わる。
新しいワインは、新しい皮袋に入れる。
未来のない、病院施設は、新しい施設にする。
新しい事業は、新しい幹部に委ねたい。
今年も、アジアからも含めれば、300人を超える新人が湖山Gに入職した。
生涯働ける職場、親を入れられる病院、自分が入りたい介護施設。
そして、自分の子供、孫を入れたい保育園。
未来に羽ばたける施設を、構想している。
昔でいえば、公民館と介護施設と保育園の複合型施設。
次は、更に、そこに診療所、あるいはオンライン診療を入れる。
今は、複合型公民館を、東京では、いきいきプラザと呼ばれている。
この形態は、全国に広まるだろう。
湖山Gは、その伝道師となりたい。
医療も福祉も文化も。
人が人らしく生きるためには、それらの全てが必要だ。
その時の為に、今は減量も厭わない。
昨夜は、調剤薬局大手の勉強会の講師に呼ばれた。
湖山Gの経営の歴史を話した。
あらためて、湖山Gの歴史は、厚労省の政策の変化と湖山泰成の偶然の出会いの歴史だと実感した。
その偶然を掴むことが出来たのは、何故か。
私が、新しい土地、新しい事業、新しい友を求めて来たからだと思う。
70歳を迎えた古老の経営者の、放浪の旅は、まだまだ続く。
血糖196 これから、病院会の早朝勉強会。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山泰成