Ginza Sony Park コンクリート建築の中に広がる「公園」

銀座は、世界のどの街に似ているのか。

当初は、パリの街をイメージしたのだと思う。

私が、銀座の若旦那の会で担当したのも、大銀座祭りだった。

秋の銀座最大の祭典は、パリ祭をイメージしたもと思われた。

海外ブランドショップも、フランスブランドが強かった。

イタリアブランドは、その次だったと思う。

そして、今の店舗づくりは、ニューヨークを意識しているように思える。

銀座の顔と言えるビルはいくつかある。

5丁目交差点に聳えるソニーのビルは正しく、銀座の顔の一つと言える。

そのビルが、長い年月を経て、やっと竣工した。

オリンピック工事にダブらないように、延期されたし、世の経済状況も変わった。

銀座と言えども、新築工事のビルは多く、さすがに、テナントは、どこも苦戦のように見える。

今年オープンしたばかりのビルは、GINZA SONY Park と名付けられ、ファッションビルのイメージを変えた。

何せ、コンクリートの打ちっぱなしの、要塞かモニュメントのようなのだ。

ギリギリ、現代美術館といったら、納得できるかもしれない。

正直、私は、違和感を持っている。

少なくとも、銀座の中心のこの交差点に置くのは、似合わないと感じる。

モダンで、今までの銀座を変えるとの意気込みは伝わってくる。

でも、パリや、ニューヨークの次を確信的に革新するのは、そう簡単ではない。

私がいまだに困惑して受け入れられない建物に、京都駅がある。

超モダンで、アバンギャルドのようだ。

新幹線が、京都駅を通過する時には、私は、目をつぶって過ごす。

見たくないのだ。

京都のイメージ、私の京都の思い出に合わないのだ。

身近な、銀座の巨大な、まるで、イースター島の巨人のように見える異物が、街に馴染む事はあるのだろうか。

私の美意識が、歳をとって、時代遅れになったのなら良いのだが。

血糖165 今日も、政治家の朝食会。松花堂弁当だと思う。

湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 

銀座メディカルビル湖山画廊店主 湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada