アフター湖山
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今、私は、グループ全体の組織改革に余念がない。
30からの医療法人、社会福祉法人の合併業務が進む。
将来は、地域医療連携法人も視野に入れる。
そして、大規模地域経営を担えるだけの、経営幹部を銀座統括本部に集めて教育をする。
湖山Gは、私が幹部を育てる余裕はなかった。
新しい事業に、地域の意欲的職員が飛び込んでいったのだ。
馳せ参じたのだ。
戦国大名と同じで、各自で切磋琢磨し、新規事業で苦しむ事で成長してきた。
そうして、湖山Gの施設は、各県に築城された。
その大名、家老が、現在の法人の大幹部だ。
法人には、大勢の理事、評議員がいるので、老中並みの古参役員は、経営理事とも称される。
特別な権限はなくとも、グループにおいては、権威がある。
少なくとも、私からの感謝を評した肩書きである。
私には、家族はいない。
湖山Gには、親戚も、友人も入れない。
人事の公正を保つためだ。
長い業界経験から、医療福祉は、実は家族経営が実態で、事業継承は難しい。
子供が、優秀であっても、そうでなくとも。
湖山Gは、大企業や、役所と同じ。
後継者は、実力で自然に決まる。
築城した家臣が、城の居城者となる。
既に、多くの識者を、グループの顧問として迎えてある。
私は、終身オーナー経営者の覚悟だ。
私の引退はいつ来るのか。
そのタイミングは、神のみぞ知る、である。
心構えは、まだ、出来ていない。
血糖131 白米を炊いてある。
冷蔵庫にシャケ、たらこ、数の子あり。万歳。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
駿河ならぬ、銀座の御隠居志願 湖山泰成