戦略と戦術

月1回の経営基本会議は、30法人の月次報告である。
1日は、長く、熱い。
人事異動、新規事業、事故、コロナ発生、寄付計画など、グループ全員が情報を共有する。
そこでは、私の問題意識、医療福祉業界の未来の展望、行政の考えなどを話す。
そのせいで、会議は、遅延する。
迷惑だろうが、言わずにはいられない。
冷静に話すことは、苦手なのだ。
10年先の未来への工程は、1時間では説明しきれない。
私の不安と葛藤と焦りが吹き上がるのだ。
ならば、もっと前から取り掛かれば良いのだが、いつも、後手に回っている気がする。
組織の病気が顕現すれば、まずは診断。
病名がつけば、治療法を選ぶ。
放射線か、薬か、手術か。
人間の病気の治療と同じだ。
病名は、大企業病。
湖山Gの組織も、医療介護としては大きくなりすぎたのかもしれない。
私の声も、現場の職員に届かなくなっている。
外のお付き合いよりも、内供の会議や、研修会に時間を優先するように心がけている。
青い鳥も、羊も狼も、内部にいる。
現場の戦いは、戦術レベル。
経営は、戦略レベル。
戦略の失敗は、戦術では乗り越えられない。
その事をいつも、意識している。
経営改善も、トリアージと言える。
一つ一つ、行動手順を決めないと、組織が混乱し、崩壊する。
最優先事項とそうでない物を、明確に分けて、全職員の目標を単純化し、行動を集中させる。
リーダーのメッセージは、明るく、そして明確に。
上り坂の時代は、終わり、下り坂の時代を迎えた。
上りより、下りの方が、危険で疲労する。
崖から転落しないように、道筋に緊張する。
今日1日で、何が出来るのか。
1日が、ワンラウンド。
誰か、タオルを投げてくれ、と、情けない事を考えたりはしない。
明日のジョーにも、力石にもなる気はない。
泰成君の老後は、幸せで、安泰である。
湖山Gに感謝したい。
週末は、少し寂しいが。
能登地震209日
血糖164
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事
地球氷河期を待つ 湖山 泰成