慶弔用ネクタイ
私は、子供の頃からネクタイが好きである。
今や、ネクタイ・コレクションは、何百本あるかわからない。
パジャマ用のネクタイを作ろうかと思ったくらいだ。
毎年、正月は、銀座の老舗ネクタイ店で、干支のネクタイを買う。
当然、冠婚葬祭用のネクタイもある。
葬式用の黒いネクタイ、結婚式用の白いネクタイは、事務所にも置いてある。
でも、最近、結婚式のお呼びがなく、白いネクタイの出番がない。
結婚式ばかりか、結婚そのものも減ったのだろう。
葬式も、家族葬で、ひっそりと行われる。
大勢の関係者を集める場合は、ホテルで、明るく偲ぶ会となる。
黒の礼服ではなく、軽装で構わなくなって来た。
昔、昔、大蔵大臣が、言っていた。
政治家は、スーツの右のポケットに、黒の葬式用のネクタイ。
左のポケットに、白の結婚式用のネクタイを入れてあるのだと。
毎日、冠婚葬祭を掛け持ちするのが、政治家なのだと。
政治家は、結婚式の挨拶が上手くなるわけだ。
そうすると、結婚式場や、葬祭場の経営は、どうなっているのだろう。
結婚式場の宣伝も、あまり見なくなった。
偉い人ほど、葉書での通知が多くなった。
葬祭場も、老人が増えた割には、式典は減っているだろう。
少なくとも、盛大な葬式は無くなったように思う。
コロナ感染を恐れてのことだ。
そうすると、教会や、お寺の集まりも同様だろうか。
その割には、日本では、アメリカのようなネットでの布教は聞かない。
そうだ、湖山Gの施設の起工式や竣工式でも、黒白のストライプのネクタイではなく、赤や青のネクタイをする事が多くなったような気がする。
それで、失礼ではなくなったのだ。
高齢化の時代だとして、葬祭場も増えた時期があったと思う。
それらの事業者、施設は、やがてどうなるのだろうか。
葬祭場が、地域コミュニティセンターに変わる事もないだろうし。
時代の変化に不要となる建物が多くなる。
結婚式も、葬式も、ズーム参加の時代が来るような気がする。
電報が、メールになるのだろうか。
人手不足の時代に相応しいなどとは、考えたくはない。
能登地震193日
血糖134
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事
ベルトとネクタイがないと落ち着かない。湖山 泰成