過剰品質検査
日本の製造業の品質基準は過剰なのではないか。
あまりにも、基準が過剰なので、多少甘くしても問題がないと、かえって緩くなってしまう。
鉄骨の数が足らなくて、取り壊しとなったビルがある。
大手建設会社である。
建築基準に満たさなくても、心配がないとの自信がそのような事をさせたのではないか。
いい加減に手を抜いたと言うより、やむ負えない、問題はないとの慣習になったのではないか。
それでいて、突然、国の抜き打ち監査で、違法とされる。
ここは、40キロ規制です、と言われて突然、交通違反で捕まるようなものだ。
何時も、どの車も、60キロで走っているのに、何故、今日だけ、私だけ、違反切符を切られるのか。
運が悪かったと思い、反省はしない。
明日から、35キロで走ることはない。
食べ物の、製造年月日による、品質保障期限もそうだ。
1日でも、すぎると、捨ててしまう人がいるが、本当にそう言う事が必要なのだろうか。
過剰品質検査は、資源の無駄ばかりか、適正な技術管理ができなくなってしまうのではないか。
自動車については、たびたびあり、今回は、多くの自動車メーカーが一辺に摘発された。
これは、メーカーよりも、検査基準が、現実離れになっているからではないか。
検査基準は、厳しければ厳しいほど良いと言うものではないと思う。
一律に適応できないのではないか。
メーカー側の釈明によれば、検査の細かい手順に曖昧なところがあるらしい。
実際には、事故も、不都合もないものだから、構わないだろうとなる。
多くのメーカーがそうしているのだから、業界では、了解事項だったのではないか。
我が業界はどうだろう。
虐待認定基準もそうだ。
これは、工業製品品質管理どころではなく、曖昧な基準であることは、仕方がない。
何せ、人間が人間に行うサービスだから。
これは、過剰規定でもしょうがないのだろう。
でも、やがて、クレームや摘発を恐れて、臆病なサービス制限となり、利用者にとっても、不便な事になるだろう。
規制と審査。
所詮、人間がすることを、人間が審査する。
これこそ、AIが判定するしかないのではないか。
能登地震156日
血糖243 夕食抜きで、夜食となった成果。
湖山G代表 サンダーバード代表 湖山泰成