バブル崩壊再び
私の経営の原点は、35年前の日本の不動産バブル崩壊である。
時は、不動産バブルの真っ最中。
銀座のビル持ちの商店は、百貨店に支店を増やし、絶好調だった。
患者さんからも、株で儲けたなどとの話を聞くことが多かった。
こちらは、放漫経営で、倒産した銀座の救急病院を引き取り、リストラで再建中。
銀座で、唯一貧しい仕事だなと思っていた。
やっと、再建した頃に、今度は、逆にバブルで沸いていた周辺は、倒産企業が一気に増えた。
金融、不動産の怖さをしみじみ知らされた。
その後は、人間が汗して働いて、給料を払える仕事のみに専念して来た。
それが、地方、中山間地の医療介護事業だった。
昨年から、中国の大手不動産会社の倒産や、空き家のマンションのニュースがあるが、今度は、アメリカの住宅不動産事業も怪しくなった。
まだ、商業ビルの時は、新たな所有者が現れるが、一般住宅が売れなくなると、本当に、経済は、落ち込む。
両国は、日本の不動産バブルの失敗をよく研究していたはずだから、日本のようにはならないと、解説していた評論家もいたが、どうも怪しい。
日本の失敗をよく研究しても、単に金融緩和を続けて、破綻を先延ばしにしただけのように見える。
前回は、日本だけだったが、今度は、世界中が巻き込まれて、世界不況になるのではないか。
円安で、輸出産業も当面は潤うだろう。
でもその先は、島国日本は、鎖国して、国内の生活産業に徹していた方が安全だと思う。
勿論、国内医療福祉産業と、国内農業の事である。
そう予想して、その時を迎えようとしているが、そう考えて、もう、30年にはなる。
狼少年、ここに極まりだ。
能登地震 153日 血糖129
狼老人 湖山G代表 サンダーバード代表 湖山泰成