開発分譲型ビジネス
私の通った、中学校は、赤坂見附駅から、お堀を越えた所にあった。
その向かいは、有名なホテルだった。
父が主治医をしていた総理大臣の事務所も、その敷地の中にあった。
私は、土曜日の午後、そこのロビーで母と待ち合わせをする事もあった。
そのホテルのプールは、外からも見える所にあり、暑い夏の通学中に、そのプールでくつろぐ外人客を羨ましく思うこともあった。
中学校とホテルの間の道は、銀杏並木で、素敵だったが、銀杏が落ちる頃は、踏まれて潰れた銀杏の匂いがすごかった。
その、老舗のシティーホテルが、総合ビルに建て代わり、そして売却されると言う。
多分、不動産ファンドが買うのだろう。
そのホテルの会社は、これからは、ホテルの不動産を自己所有せず、売却して行くと言う。
不動産開発分譲型ビジネスモデルである。
売却したその年には、莫大な売却益が発生するであろう。
そして、その資金は、次の大開発の為の資金となる。
でも、株主への配当や、経営者ボーナスにもなる。
不動産賃貸会社と、分譲不動産会社の違いは、私に言わせれば、長期利益を志向するか、短期売却益を得るかの違いだ。
そして、それは、経営者が、今年、莫大な所得を得るのか、将来へ先送りするかの違いであもある。
湖山Gは、不動産は自己所有である。
毎年の収入から、莫大な建物の償却と、借金の返済をしなければならない。
経営者の私は、莫大な借金の補償とリスクを背負わなければならない。
職員の汗と涙の所得は、配当や、家賃で外部に流出させたくない。
この時代遅れとも言える湖山Gの自己所有不動産モデルは、銀行の信頼の上に成り立っている。
昨日と今日の2日間は、ビジネスプランミーティング。
湖山G30法人の、事業計画と、予算、決算見込みを発表する。
それを、全職員と、銀行に開示する。
湖山Gのステイクフォルダーと、経営情報をすべて共有する。
この湖山の経営は、財産、資金を内部留保として、積み立てる息の長い経営である。
職員は終身雇用で、患者、利用者には終身お世話をする。
長い、長い、お付き合いとご縁を大事にする、湖山の経営理念でもある。
西武、「赤プリ」跡施設売却:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80561480Z00C24A5TB3000/
能登地震 131日
血糖133
湖山G代表 サンダーバード代表 湖山泰成
湖山 泰成