道の駅の未来
道の駅が構想されたのは、今から40年近く前である。
当然、若かった私は、銀座の街づくりだけではなく、過疎地と呼ばれる地方の町おこしにも強い関心がった。
病院経営者という立場から、道の駅の研究会、シンポジウムにも良く呼ばれた。
道の駅は、その後、健康の駅、川の駅も生まれ、そこの創生にも、関わった。
医療制度が、都会と地方とでは、差があまりにも、ありすぎると知ったのは、その時の調査旅行のおかげである。
今では、道の駅は、地方の農産物の販売、観光拠点として知られている。
ビジネスとして、大成功している人気の道の駅もある。
でも、多くはそうではない。
元々、民間のドライブイン、レストラン、土産物販売所として成り立たないから、行政が、税金で作ったのだ。
それを、赤字だから、民間で経営すれば、黒字になるかと言えば、もう、難しいと思う。
でも、道の駅は、道路付の良い場所にある。
それならば、いっその事、役場や、保健所や、病院、保育園などの、行政施設を持ってきたらどうか。
村の公共サービスの一極集中である。
そこまで、人口減は進んでいる。
また、高齢者の移動は、車に頼っているので、雪道も、管理と監視のある道としたい。
分散から集中へ。
人口5000人以下の町村は、一気に集中化を図るしかないと思う。
隣町と、合併をしないならば。
役場や、学校や、病院は、何故か、地域の適正配置で、皆、駅から遠い。
どこの町でも、役場の周りには、食堂、カラオケ、パチンコがある。
役場には、現金を使う人が集まるからである。
道の駅の複合化、行政との一体化がないと、観光物販で独自で採算を合わせるのは、いくら民間に頼っても、現実的ではないのではないか。
行政の合理化、集中化のチャンスにしたらどうかと思う。
よそ者の、民間から見た、勝手な言い草だと怒られるかもしれないが。
パルスオキシメーター 97・97・97
体温36.6 血糖138
健康の駅 代表 湖山 泰成