継続と淘汰
40年前、倒産した銀座の病院は、93床だった。
その時代でも、150床以下の民間病院は、将来は、維持できないと言われていた。
その後、40年経っても、中小病院と、開業医は多すぎると、為政者は考えている。
日本の医療制度は、欧州の国家管理主導と、アメリカの自由経済制度の両方の思想が混合されており、人口増の成長期においては、良い点もあったのだと思う。
でも、人口減、財政難の時代では、将来破綻する。
国家財政が破綻するか、病院診療所が経営難で苦しむのかどちらかになる。
その綱引きが、国と、業界団体である医師会、看護師協会などと延々されて来た。
外科を担う、救急総合病院に医師が足らない。
だから、病床は空いている。
でも、既に、中小病院にも医師は足らない。
過疎地、地方も医師は減りつつある。
国民皆保険制度を維持しつつ、病院を全国に適正配置する。
それでいて、自由主義経済の下、自由開業制。
良い所どりの理想的な政策も、限界に来ている。
日本の制度で、比較的成功してきたのは、義務教育の小学校と中学校の整備配置くらいではないか。
農業も延々自由化大型化が叫ばれて来たが、これも、実現は、世代交代が終わる遠い先になるだろう。
グローバル自由経済の現代、国家統制で、業界事業の継続は、難しい。
日本は、歴史上1番成功した社会主義国家と、中国に揶揄されて来たが、その成功も未来はおぼつかない。
すると、医療事業者の淘汰が始まる。
湖山Gの医療経営の未来は、その淘汰の時代に力を発揮する。
医療と介護の一体化。
そのツールとして、オンライン診療。
医療介護調剤複合施設の提案。
40年の苦闘の経験で、知恵はあるのだが、人材と資金はまだ足らない。
知恵のある奴は知恵を出せ。
知恵のない奴は金を出せ。
知恵も金もない奴は汗を出せ。
作家開高健が好んで紹介した、ベトナムの諺です。
パルスオキシメーター 99・98・99
体温36.3 血糖134
リベラル社会主義者 代表 湖山 泰成