天へ昇る
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フレッシャーズフェスに参加した新人と東京タワーの展望台に上った。
小学校6年の元旦に、初日の出を拝みに、家族で登って以来。
なんと、その時は、外の非常階段で家族で登ったのである。
12歳の泰成君は、ともかく、10歳の妹や、両親は大変だったろう。
親は、さぞ、迷惑だっと事だろう。
ご迷惑をかけました。
その後、半世紀をかけて、東京タワーの展望台に帰郷したわけだ。
二十歳の頃に、デートで来たかもしれないが、記憶にはない。
地元東京の人間は、こんなものではないか。
六本木ヒルズに住んでいた頃は、毎日、夕日の代わりに、東京タワーのライティングを楽しんでいたが。
その東京タワーの高さは、アンテナを入れて、333メートル。
展望台は、250メートル。
でも、すぐ隣に見える森ビルは、330メートル。
展望台よりも、高いのだ。
修学旅行生も、今だったら、スカイツリーに行ってしまうだろう。
高さを競う競争は、虚しい。
ニューヨークのエンパイアステートビルの高さ競争も、そんな風だったらしい。
母は、スカイツリーからの夜景が好きで、いつまでも、眺めて帰ろうとしなかった。
たった一回きりの見学だったが、外を眺め続ける母の後ろ姿は、今でも、瞼の浮かぶ。
展望台から、新しくできた特養ホームが、遠くに見えた。
特養ホームの屋上をライティングしようかと考えた事を覚えている。
もう、10年も前の事だ。
一緒に上った新人達も、私の事をそのように思い出してくれるだろうか。
私は、君達と共に、人生の思い出を心に刻んでいる。
ありがとう。
この新人達とまた会えるのは、何年先になるだろうか。
3年先には、今度は、引率者として、また、東京で会える。
若者と共に成長し、老いていく。
これも、老いの受容だろうか。
パルスオキシメーター 99・99・99
体温36.2 血糖196
経営登山家 代表 湖山 泰成
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