後期高齢者シネマ

コロナ以来、映画館通いは、激減したが、最近、2本の邦画を観た。
一本は、試写会で、吉永小百合が、主演で、初のおばあちゃん役。
78歳だから、歳相応。
山田監督で、寅さんシリーズの雰囲気の家族関係を丁寧に、心優しく演出している。
今迄、吉永小百合は、マドンナ吉永小百合しか演じてこなかった。
その事が、外国の名優と比べて、不満だったのだが、本作については、私より一回り上のサユリストは、どう思っているだろうか。
サユリストの、目には、吉永小百合は、永遠に若い時の青春映画のマドンナに見えているのだろう。
でも、それでは、役者の世界を初期のイメージのまま閉じ込めてしまう事になる。
外国の俳優は、有名になると、それまでのイメージを壊す為に強いて変わった役を演じる。
特定イメージのスターのイメージを壊しても、役者の可能性に賭けるのである。
ショーン・コネリーは007を降板してからが、良くなった。
クリント・イーストウッドも、ダーティー・ハリーが終わって、監督になってから。
もっと早く、監督になって欲しかった。
彼が監督した映画で、ハズレはない。
役者としては、大根と言われたかもしれないが。
シャーリーズ・セロンも、信じられないくらい汚れ役に挑む。
冷たい美人の残酷な悪役には、最適だ。
近年、高齢者が主人公の映画が増えているし、なかなかに面白い。
これは、名優が、歳をとったからだ。
そして、自分の個性にあった、また、違った役に取り組んでいるからだ。
若い時の、アイドルのイメージよりも、役者としての成長に、ファンも拍手を送っているからだ。
映画館に行くと、老人ばかりだ。
おしゃべりな、デートの若者はおらず、静かで落ち着いて居心地は良いのだが、映画業界の未来は暗い。
料金も、シニアより、若者を安くすべきだと思う。
映画館が、デイサービスになっているのが、悪いわけでもないのだが。
もう一本も、邦画で、藤竜也が主人公。
豆腐屋の頑固な店主。
娘と2人暮らしで、娘が嫁に行く話。
昭和の雰囲気で、小津安二郎の映画のリメイクのようにも思える。
若い女性が見たら、昭和世代の男の浪漫だと笑うだろう。
でも、その世代の老人の私には、居心地の良い映画だった。
未だ、その世界で生きているのだ。
古い映画を観せる、シネマデイサービスがあっても良かったな、と思った。
デイサービスが、行政の総合事業になるのなら、ピッタリかもしれない。
藤竜也には、昔の孤高なイメージで、殺し屋を演じて欲しい。
これも、ファンの我儘か。

パルスオキシメーター 96・97・97
体温36.2 血糖183

経営者を演じる 代表  湖山 泰成

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