余る大学240校
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17年先の2040年には、大学が240校余るそうだ。
少子高齢化で、高齢者大学生が増えなければ、そのまま240校は廃校になる。
学校も、保育園も、特養ホームも、1人でも足らなければ、政治・行政は、責任とばかり、増やして来た。
でも、今年から、明らかに、定員割れが見えてきた。
どうするのだろう。
レストランや旅館やスキー場のように、潰れるままに任せるわけにはいくまい。
倒産しても、新たな経営者の下で再建されるとは限らない。
顧客の絶対数が確実に減るのだから。
何せ、経営の自由度がない。
料金単価は、医療保険・介護保険で全国一律で規制されている。
人員配置、施設面積も、学校のように義務要件となっている。
特養ホームは地区外の営業はできない、地域住民しか利用できないのだから。
大学は、学生募集に地域限定はないのだが、それでも、縮小されていく。
医療福祉は、作る事には、補助金等の支援策があった。
これからは、お米のような減反政策に廃業支援金が必要になるだろう。
コロナ無利子融資は、多くの医療福祉を救済した。
でも、これからの返済は、難しい。
廃業すれば、返済を免除するなどの政策が出てくるのではないか。
財政難、人手不足、何よりも、利用者の絶対的な減少。
仕方がないと言うよりも、そうすべき状況であろう。
業界全体の再構築が必要。
それができるのは、政治行政しかない。
法律で決めた事は、民間法人では、如何ともし難い。
このままでは、業界全体が苦しむ、潰れてしまう。
これを、医療福祉バブル崩壊、医療介護ドミノ倒産、と言っているのだ。
過去の不動産バブルは、経営者が破産しただけで、従業員は関係なかったかもしれない。
今度も、医療介護保育の経営者が破産すれば済むことなのだろうか。
老人ホームは旅館と同じか。
グループホームはペンションと同じか。
デイサービスはレストランと同じか。
幼稚園保育園は、塾と同じか。
大学は予備校と同じか。
そうではないと思うのだが。
パルスオキシメーター 97・98・98
体温36.5 血糖196
宝塚ファン 代表 湖山 泰成
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