書式

今日も、7法人の定期役員会。
オンライン開催である。
全国の施設の役員の顔が、大型テレビに並ぶ。
壮観であり、パソコン映像だとしても、よく見える。
表情も、目線もわかる。
私は、書類よりも、出席者の表情、目線を見つめている。
大企業になったものだ。
同じような施設を運営する、医療法人、福祉法人。
でも、議事録資料が、同じ趣旨、同じような行政書類なのに、法人によって、作りが違う。
医療法人の規定、社会福祉法人の法律などのせいで、当たり前だと思っていたのだが、個性がある。
株式会社の方が、個性は見られない。
むしろ、法的規制の多いはずの、福祉法人の方が、個々違う。
書式だけの事なのに。
社会福祉法人は、行政の意向が反映している。
その地方自治体の行政官の指導が反映しているのだ。
これから、多数の法人合併を予定している。
書式一つ揃えるのも、大変そうだと気がついた。
給与体系や、労務が1番難儀なのだが、多様性を重んじ、地域性を尊重する。
無理な統一は不要だ。
でも、書式、コンピュターソフトはそうはいかない。
各法人が工夫して作ってきた、事業報告書でも、統一していかなければならない。
組織、管理、評価、様々な経営指標も、すべて見直さなければならない。
それも、業務を見直す良い機会だ。
合理化、進歩。
全てを見直す。
私は、最近、医療とは何か、福祉とは何か、民間とは何か、行政とは何か。
そんな、基本概念の定理に新たな疑問を感じている。
これも、大学院で、比較宗教哲学を学んだせいか。
医療福祉経営哲学が修士論文のテーマだった。
この歳になっても、私の人生感は変わらない。
人生観も。
これから、求めるものも、追求するものも、職員と約束した事も。
人間の根幹は変わらないものなのか。
社会を変える、良い社会を作るという、若い時の理想や情熱は、さほど意識しなくなった。
社会をこれ以上悪くしてはならない、職員をこれ以上苦労させてはならない。
自分もこれ以上無理して、頑張ってはいけない。
単調な日々の生活。
仕事。
その繰り返しに満足している。
おはようございます。

パルスオキシメーター 99・99・99
体温36.4 血糖177

再び、漂えど沈まず  代表 湖山泰成

銀座湖山日記

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